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「ロック」の作品一覧・人気順

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異世界ロック

総文字数/21,997

異世界ファンタジー22ページ

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 かつて僕が暮らすこの世界には、多くのロックスターが存在していた。  父親の影響で、古い音楽を聴く機会が多く、今では数少ないロックスターに憧れていた。  僕もいつかロックスターになりたいと夢を見て、ギターやピアノを習い、家ではホウキを手に歌っていた。  友達とバンドを組んでライブをして、少しばかりの人気を得たけれど、ライブハウスのオーナーに、お前らのは本物じゃないと言われてしまった。ロックがなんなのかをまるで分かっていないな、と。ただのモノマネロックに騙される奴が多過ぎるんだ。  そんなことを言われて黙ってはいられなかった。だったら本物をおしえてくれよ! と食ってかかった。  するとオーナーは、僕が知っている古い時代のロックスターの名前を並べて、それを聞いて勉強するんだな。なんて言う。奴らの中には今でも現役がいるから、直接会いに行くのも手だけどな。  ふざけるな! って思ったけれど、僕たちの音楽が彼らには遠く及ばないってことも理解していて落ち込んでいると、背後から声をかけられた。  だったら行ってみるかい? あんた達なら、なんとかなるかも知れないな。  振り返るとそこには、数ヶ月前に死んだとされていたエンケンの姿が見えた。エンケンは、この世界のロックスターの一人だって僕は信じていた。  ロックが何処で生まれたかは知っているかい? 残念だけど、アメリカでもイギリスでもないんだ。もちろん日本でもない。こことは別の世界、異世界の音楽だって言ったら信じるかい? この世界のロックスターは大抵が異世界生まれなんだ。オイラも含めてな。なんてことをエンケンは笑顔交じりに語っていた。  エンケンの姿を見て、オーナーも笑顔を見せる。そして、戻ってくるとは思わなかったよ。エンケンに向かってそう言った。  あんたが面白いバンドがいるって言うから、来てみたんだよ。確かに面白い。残念なことに、今じゃあ異世界でもロックは衰退しているんだ。彼らなら、こっちの世界もあっちの世界も救ってくれるかも知れない。その気があるなら取り敢えず今から行ってみるかい?  エンケンにそう言われ、僕たちは頷く暇もなく異世界へと旅立つことになった。  そして今、ロックスターになるため、二つの世界を救うための修行の日々を過ごしている。
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南無ロック

総文字数/388

青春・恋愛7ページ

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南無ロックは要らない
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シンギュラリティ・クロック

総文字数/8,610

SF・冒険9ページ

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「えびすや」のロックスミス

総文字数/119,159

青春・恋愛77ページ

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 お好み焼き屋「えびすや」  インターネットで検索すれば、必ず1ページ目に表示される有名店だ。  たたみ一畳分以上の巨大な鉄板で焼かれるお好み焼きは絶品で、市内はもとより近隣の市町村、ときには県外から訪れる者もいる。  まるでクレープのように、そばやキャベツ、生地等が層を作り、その上にたっぷりとかけられた甘辛いソースの香りが、鼻こうをくすぐる。  常連客は箸では食べない。手の平に納まるサイズのヘラで切り分け、ハフハフと湯気を立てながら口に運ぶ。至福の瞬間だ。  「えびすや」には魔女がいる―――一部では、特に女性の間では有名な都市伝説。  手にしていた金属製の大きなヘラを置き、曲った腰を自ら叩きながら顔を上げる。そして、弓なりの優しげな目を客に向け、店主は穏やかな口調で話し掛けた。 「じゃあ、ちょっとだけ見てみようかね」  お好み焼きを食べ終えた客が、ヘラを置いた手を差し出す。その表情は期待に満ちている。  来店客に対してのみ、サービスとして行われる手相占い。  的中率はほぼ100パーセント。  何も話さなくても、ビシバシと悩み事を言い当てる。  そして、年輪を刻んだ笑顔で的確なアドバイスをする。  このサービスが口コミで広がり、さらに「えびすや」の名を有名にした。
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