プロフィール

夏目莉央
【会員番号】1386847
ヒーローに愛されながらも、ヒロインが自分の力で困難を切り開いていくお話が好きです。

【受賞歴】▷ 講談社マンガ原作賞(エブリスタ)  大賞  
      『大正ロマンティカ~人魚姫は甘い愛に包まれて~』

作品一覧

死神の贄嫁 〜私の霊草菓子でしか人間に戻れない旦那様〜

総文字数/10,945

和風ファンタジー5ページ

和風恋愛【マンガ原作】小説大賞エントリー中
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「お前がいると、店の格が下がる。明日、死神の家へ嫁げ」 明治中期、近代化に沸く帝都 東京。 老舗菓子『鈴白屋』の長女・鈴白小春は、家族から疫病神と疎まれ、厨房の奥で下働きだけを任されながら生きていた。 小春には、誰にも言えない秘密がある。 それは、食材や草花に宿る『精霊の声』が聞こえること。 そして、彼女の作る菓子には、人の心身へ強すぎる力を与えてしまう不思議な作用があること。 ある日、小春は大切に育てていた草花の花壇と桜の木を家族に壊される。 さらに、死神と恐れられる御神影(みかげ)家へ嫁ぐよう命じられる。 御神影家ーーそれは、帝都に溜まる『穢れ』と『瘴気』を引き受け、人知れず戦う一族だった。 黒ずんだ鳥居をくぐった小春を待っていたのは、感情を失ったような青年当主・御神影朔夜(みかげ さくや)。 「ここにいれば、死ぬ。――帰れ」 冷たく拒絶された直後、朔夜は瘴気に侵され、小春の目の前で倒れてしまう。 彼を救うため、小春は切り倒された桜の花びらで作った桜餅を口元へ運んだ。 その瞬間、座敷いっぱいに桜が舞い、禍々しい瘴気が浄化されていく。 「俺のそばを、離れるな」 小春の菓子は、瘴気だけでなく、朔夜が押し殺していた感情までも解き放ってしまったのだ。 居場所を失った和菓子職人の少女と、帝都を守る孤独な死神。 これは、奇跡の菓子が人の心をほどき、やがて帝都の運命さえ変えていく、明治和風恋愛ファンタジー。

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