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夏海つばさ
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【第59回キャラクター短編小説コンテスト「終電を逃した夜のできごと」応募作品です!】 終電を逃し、真夜中にストリートピアノを弾く女子大生、乙坂美詩《おとさかみうた》。 背後からピコンと音が聞こえ、演奏をとめてしまう。振り返ると、大学の同じサークルの古石祥介《ふるいししょうすけ》がいた。      ⭐︎ 「わりぃ、乙坂。俺のスマホっちが空気読んでくれなくてさ。あとで、電池切れにして、空腹の刑に晒しとくわ」 「何しに来たの? 古石くんは私みたいな派手じゃない女子を気にかけるような人だった?」 「どうやら、乙坂を気にかけるような人だったらしいぜ?」      ⭐︎ 「ていうかさ、なんで終電ないのわかっているのに、こんなところにいるんだよ」 「……時間を勘違いしていただけ。まだ、電車あると思ってた」      ⭐︎ 「いやぁ、なんていうか、これなんだけど」 「充電ゼロにするんでしょ? それとも、ここでバッテリーを外すわけ?」 「そうじゃなくて、さっき■■■■■■■■■■だよ」      ⭐︎ 祥介の発言で、美詩は離れられなくなる。 これは、真夜中にストリートピアノを弾くことで繋がる物語。

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