田中かおると吉川タカシ結ばれるまでの物語。 大学の教室で出会い、惹かれ合ったかおるとタカシ。 でも、幸せはある日突然、ふっと消えてしまった。 時間だけが進んで、伝えたかった想いは、胸の奥にそっと置き去りのまま。 十数年の時を越えて再会したふたりが、ほんとうの想いを言葉で伝えようとする。 誰かの言葉じゃない、自分だけの想いで、もう一度つながるために。 これは、遠回りのようでまっすぐな、再会と再出発のラブストーリー。 読後、静かに心があたたかくなり、大切な人に、素直になりたくなる作品になっていればうれしいです。

どんな悔しいことがあっても、前に進まなければならないのだ。