翌日、僕は王城に行ってから学園の校舎予定地に向かう事になった。
「じゃあ、みんなもお勉強頑張ってね」
「「「はーい……」」」
実は早速アイちゃん達も王城で勉強する事になり、僕達と一緒に馬車に乗って王城へとやってきた。
残念ながら三人のやる気は低空飛行で、きっと他の子もどよーんとしているはずだ。
王太后様が勉強部屋まで連れて行ってくれる事となり、僕はみんなと別れて執務室へと向かった。
「ははは、やはりそうだったか。アリアもブライトもビアンカも、少し元気がなかったぞ」
執務室でアーサー様と、お互いにどよーんとしているちびっ子達の話で盛り上がっていた。
この分だと、ジョセフちゃんも勉強が嫌だとどよーんとしていそうだ。
さて、僕達も朝イチの仕事をして移動をしないと。
僕は、早速目の前の書類整理に取り掛かったのだった。
ガチャ。
「皆様、ようこそいらっしゃいました」
朝イチの仕事を終えると、僕はアーサー様と共に校舎予定地へと向かった。
馬車から降りた先には、見た目にはごく普通の屋敷が建っていた。
屋敷の現管理人が僕、スラちゃん、アーサー様を出迎えてくれた。
チビスライム達はちびっ子達の勉強をみているので、次回視察に来る時についてくる事になった。
「庭は、一部が訓練場になっていますね」
「自分の身を守る事は、必ず必要になってくる。軍から剣の指導教官を派遣する予定だ」
どんな仕事に就くかはそれぞれだけど、暴漢や魔物から身を守る事も必要になる。
それぞれの屋敷でどの程度剣を学んでいるかによるが、軍の指導官から学ぶ意味は大きいはずだ。
「それでは、屋敷内をご案内いたします」
僕達は、管理人の後をついて屋敷の中に行った。
玄関ホールに限らず、屋敷内は程々の装飾と調度品が設置されていた。
「学舎なのだから、過度な装飾は不要だ。貧乏くさいとは意味が違う」
アーサー様も、敢えて装飾品は最低限にしていると言った。
でも、貴族主義の貴族子弟には、勘違いする人も出そうだ。
そういう者には、十分に気をつけないと。
「客室などを教室に改装し、トイレなどは別に設けてあります。執務室は、そのまま教職員用として使用予定となります。二階の大部屋はイベントホールとして使用し、寝室なども教室に改装予定となります」
改装済みの部屋を見せてもらったが、大きな黒板に教卓、それに生徒用の机も並んでいた。
ロッカーなどは、これから設置するという。
更に男女別のトイレなどの設備もできており、執務室も綺麗に整理されていた。
「うーん、これだけ教室とかの設備が整っているのなら、テストケースとして貴族の子弟を呼んで模擬授業ができますね」
僕は、教室内の設備を見て思わずこう言ってしまった。
僕の横で、アーサー様がニコニコしながら僕の肩を叩いた。
「そうか、ケン君はそう言ってくれたか。実は、来年成人する貴族の子弟を集めて模擬授業をする事にしていたのだよ。いやあ、ケン君という良い教師が居てくれて良かった」
えっ、僕が模擬授業の教師?
ど、どうなっているの。
すると、たまたまというかこのタイミングで部屋に入ってきた人がいた。
「軍も、何人か派遣予定の者がいる。クリスも、頑張らないといけないぞ」
「えっ?」
ふりむくと、ルーカス様がニコリとしながらクリスの肩をポンポンと叩いていた。
当のクリスは、何が何だか分からないという表情をしていた。
「ケン君には、仕事の進め方や上級官僚試験の出題を細かく教えるように。クリスは、剣技教官だな」
「「えー!?」」
ルーカス様が、僕とクリスにとんでもない事を言ってきた。
あの、教師をやるとは聞いていたけど、まさかこんなにも早くやるとは思わなかった。
「そうだな、春先に二人の結婚式があるから、六月頃を目処に模擬授業を行う。評判が良ければ、そのまま授業を続けよう」
アーサー様、既にそこまでの予定を決めていたのですか。
その、僕とクリスの結婚式の配慮をして頂きありがとうございます……
僕とクリスはがっくりと項垂れてしまい、スラちゃんに頭をなでなでされたのだった。
「そうか、前向きにできそうか。警備の件もあるが、最初は少し過剰な位でいいだろう」
王城に戻ってアーサー様が陛下に報告すると、陛下もとても満足そうにしていた。
この分だと、六月試験開校はほぼ間違いなさそうだ。
すると、たまたま別件で報告に来ていたヘルナンデス様がこんな事を言ってきた。
「ちょうど、うちの息子が来年成人になる。既に上級官僚試験に合格しているが、経験を積ませる為に学園に通わせる」
ヘルナンデス様の息子様だなんて、優秀なのは間違いないじゃないですか。
これは、早めに教材とかの準備をした方がよさそうだと、強く感じたのだった。
「じゃあ、みんなもお勉強頑張ってね」
「「「はーい……」」」
実は早速アイちゃん達も王城で勉強する事になり、僕達と一緒に馬車に乗って王城へとやってきた。
残念ながら三人のやる気は低空飛行で、きっと他の子もどよーんとしているはずだ。
王太后様が勉強部屋まで連れて行ってくれる事となり、僕はみんなと別れて執務室へと向かった。
「ははは、やはりそうだったか。アリアもブライトもビアンカも、少し元気がなかったぞ」
執務室でアーサー様と、お互いにどよーんとしているちびっ子達の話で盛り上がっていた。
この分だと、ジョセフちゃんも勉強が嫌だとどよーんとしていそうだ。
さて、僕達も朝イチの仕事をして移動をしないと。
僕は、早速目の前の書類整理に取り掛かったのだった。
ガチャ。
「皆様、ようこそいらっしゃいました」
朝イチの仕事を終えると、僕はアーサー様と共に校舎予定地へと向かった。
馬車から降りた先には、見た目にはごく普通の屋敷が建っていた。
屋敷の現管理人が僕、スラちゃん、アーサー様を出迎えてくれた。
チビスライム達はちびっ子達の勉強をみているので、次回視察に来る時についてくる事になった。
「庭は、一部が訓練場になっていますね」
「自分の身を守る事は、必ず必要になってくる。軍から剣の指導教官を派遣する予定だ」
どんな仕事に就くかはそれぞれだけど、暴漢や魔物から身を守る事も必要になる。
それぞれの屋敷でどの程度剣を学んでいるかによるが、軍の指導官から学ぶ意味は大きいはずだ。
「それでは、屋敷内をご案内いたします」
僕達は、管理人の後をついて屋敷の中に行った。
玄関ホールに限らず、屋敷内は程々の装飾と調度品が設置されていた。
「学舎なのだから、過度な装飾は不要だ。貧乏くさいとは意味が違う」
アーサー様も、敢えて装飾品は最低限にしていると言った。
でも、貴族主義の貴族子弟には、勘違いする人も出そうだ。
そういう者には、十分に気をつけないと。
「客室などを教室に改装し、トイレなどは別に設けてあります。執務室は、そのまま教職員用として使用予定となります。二階の大部屋はイベントホールとして使用し、寝室なども教室に改装予定となります」
改装済みの部屋を見せてもらったが、大きな黒板に教卓、それに生徒用の机も並んでいた。
ロッカーなどは、これから設置するという。
更に男女別のトイレなどの設備もできており、執務室も綺麗に整理されていた。
「うーん、これだけ教室とかの設備が整っているのなら、テストケースとして貴族の子弟を呼んで模擬授業ができますね」
僕は、教室内の設備を見て思わずこう言ってしまった。
僕の横で、アーサー様がニコニコしながら僕の肩を叩いた。
「そうか、ケン君はそう言ってくれたか。実は、来年成人する貴族の子弟を集めて模擬授業をする事にしていたのだよ。いやあ、ケン君という良い教師が居てくれて良かった」
えっ、僕が模擬授業の教師?
ど、どうなっているの。
すると、たまたまというかこのタイミングで部屋に入ってきた人がいた。
「軍も、何人か派遣予定の者がいる。クリスも、頑張らないといけないぞ」
「えっ?」
ふりむくと、ルーカス様がニコリとしながらクリスの肩をポンポンと叩いていた。
当のクリスは、何が何だか分からないという表情をしていた。
「ケン君には、仕事の進め方や上級官僚試験の出題を細かく教えるように。クリスは、剣技教官だな」
「「えー!?」」
ルーカス様が、僕とクリスにとんでもない事を言ってきた。
あの、教師をやるとは聞いていたけど、まさかこんなにも早くやるとは思わなかった。
「そうだな、春先に二人の結婚式があるから、六月頃を目処に模擬授業を行う。評判が良ければ、そのまま授業を続けよう」
アーサー様、既にそこまでの予定を決めていたのですか。
その、僕とクリスの結婚式の配慮をして頂きありがとうございます……
僕とクリスはがっくりと項垂れてしまい、スラちゃんに頭をなでなでされたのだった。
「そうか、前向きにできそうか。警備の件もあるが、最初は少し過剰な位でいいだろう」
王城に戻ってアーサー様が陛下に報告すると、陛下もとても満足そうにしていた。
この分だと、六月試験開校はほぼ間違いなさそうだ。
すると、たまたま別件で報告に来ていたヘルナンデス様がこんな事を言ってきた。
「ちょうど、うちの息子が来年成人になる。既に上級官僚試験に合格しているが、経験を積ませる為に学園に通わせる」
ヘルナンデス様の息子様だなんて、優秀なのは間違いないじゃないですか。
これは、早めに教材とかの準備をした方がよさそうだと、強く感じたのだった。


