僕とクリスは、数日間はしっかりと休養するようにと言われた。
とはいえ、毎日の訓練と勉強は普通にやっていた。
ルートちゃんは、一日遊んでもらえると嬉々として屋敷に遊びに来ていた。
僕たちも、スラちゃんたちと共にルートちゃんと触れ合った。
そんな中、久々に行った軍の施設で入口の検問兵が僕とクリスにこんな事を言ってきた。
「そういえば、関係者が捕まってわざわざこっちまで見に来た馬鹿がいたな。全てこのスライムによって捕まったぞ」
「わあ、ブドウちゃんすごーい!」
ブドウちゃんは鑑定魔法持ちなのだから、自ら捕まりに来たに等しいのだけど。
普通に不審者だから聴取を受けるレベルだと、兵も物凄く呆れ返っていた。
当のブドウちゃんは、クリスやスラちゃんに褒められてとても喜んでいた。
何にせよ、ブドウちゃんは軍の施設でとても可愛がってもらっているようだ。
この日の午後に謁見が行われることとなり、クリスも呼ばれたのでキチンとした服に着替えるために訓練後にダイナー男爵家の屋敷に戻っていった。
そして、王城での謁見でアーサー様から色々なことが報告された。
「直轄領の代官は、二重帳簿をつけて裏金を管理していた。兵の責任者に賄賂を渡すことで偽装工作がバレるのを防ぎ、更に王都の人事担当にも賄賂を贈り、より良い地位を得ようとした。その結果、街道の巡回が疎かになりゴブリンが大量発生する事態となった」
報告を聞いた貴族たちは、かなりザワザワとしていた。
これだけの大事件なのは、過去に遡ってもあまり例がないという。
「関係者はこれより裁判を行うが、厳しい罰は免れないだろう。各々も、不正を行わないよう襟を正して業務に当たるように」
「「「「「はっ」」」」」
悪いことをしない事が一番なんだけど、それでも悪い事をする人は後を絶たない。
しかも、実力のないもの程自分を大きく見せる為に不正をする。
陛下が呼びかけても、小さな不正は無くならないだろうと思ってしまった。
「また、今回の事件解決に尽力し、直轄領をゴブリンの脅威から救った、ノーム準男爵、アスター男爵、ダイナー男爵、並びにダイナー男爵令嬢には、国から勲章を授ける」
僕たちは、絨毯の切れ目まで歩み出て係の人から勲章を受け取った。
キチンとした勲章の授与規程に則った形なので、反論するのは不可能だろう。
多くの貴族が拍手をしてくれたが、中には苦々しい表情をしているものもいた。
そして、ここからビックサプライズの発表となる。
「そして、我が妻リリアーナが妊娠したと伝える。秋には第三子が誕生するだろう」
「「「「「えっ? お、おめでとうございます」」」」」
集まった貴族は、王妃様ではなくメアリーさんが妊娠したと思ったみたいだ。
しかし、王妃様がニコリとしながら一歩前に出て頭を下げたのを見て、ようやく王妃様が妊娠したのだと理解した。
事前に分かっていた僕でも、戸惑っている貴族の気持ちがよく分かった。
因みに、王妃様の妊娠を知った陛下、アーサー様、ルーカス様は固まってしまい、一瞬何のことだか理解できなかったらしい。
王太后様は、孫が生まれるととってもニコニコとしていた。
こうして、ビックサプライズの発表も終わり、ざわめきを残しながら謁見は終了した。
僕達は、謁見の間から王家のいる応接室に移動した。
「まさか、この年で弟か妹ができるとは思わなかったよ」
「私もです。息子よりも年下になるのですから」
アーサー様とルーカス様は、改めて母親の妊娠に驚いていた。
メアリーさんとシーリアさんも、同様に苦笑いしていた。
「「「うにゅ?」」」
「ふふ、不思議そうね。弟か妹ができるのよ」
そんな王妃様の側には、孫三人が集まっていた。
でも、厳密にはちびっ子達にとってはおじさんかおばさんの誕生になるんだよなあ。
「こういうものは、タイミングの問題だ。余もかなり驚いたが、授かったのなら大切にしないとならない」
陛下は意外と子ども好きらしく、赤ちゃんの誕生を心待ちにしていた。
王妃様も、物凄くニコニコしていたのだ。
「暫くは、王家も忙しくなりそうね。きっと元気な子どもが産まれるのは間違いないわ」
王太后様も、新たな孫の誕生を心待ちにしていた。
そして、王家の双子ちゃんがお兄ちゃんとお姉ちゃんとして、産まれてくる赤ちゃんを可愛がるのだろう。
ある意味、子どもの教育にも良い事かもしれない。
「メアリーも、シーリアも、もっと子どもを作って良いのよ。子だくさんっていうのは、やっぱりいいものね」
「「はい!」」
王太后様に言われるまでもなく、メアリーさんとシーリアさんは自分の子どもをとても可愛がっていた。
特に、シーリアさんは次は女の子が欲しいって言っていた。
今年の秋頃は、みんな新しい赤ちゃんの誕生にニコニコになっていそうだね。
とはいえ、毎日の訓練と勉強は普通にやっていた。
ルートちゃんは、一日遊んでもらえると嬉々として屋敷に遊びに来ていた。
僕たちも、スラちゃんたちと共にルートちゃんと触れ合った。
そんな中、久々に行った軍の施設で入口の検問兵が僕とクリスにこんな事を言ってきた。
「そういえば、関係者が捕まってわざわざこっちまで見に来た馬鹿がいたな。全てこのスライムによって捕まったぞ」
「わあ、ブドウちゃんすごーい!」
ブドウちゃんは鑑定魔法持ちなのだから、自ら捕まりに来たに等しいのだけど。
普通に不審者だから聴取を受けるレベルだと、兵も物凄く呆れ返っていた。
当のブドウちゃんは、クリスやスラちゃんに褒められてとても喜んでいた。
何にせよ、ブドウちゃんは軍の施設でとても可愛がってもらっているようだ。
この日の午後に謁見が行われることとなり、クリスも呼ばれたのでキチンとした服に着替えるために訓練後にダイナー男爵家の屋敷に戻っていった。
そして、王城での謁見でアーサー様から色々なことが報告された。
「直轄領の代官は、二重帳簿をつけて裏金を管理していた。兵の責任者に賄賂を渡すことで偽装工作がバレるのを防ぎ、更に王都の人事担当にも賄賂を贈り、より良い地位を得ようとした。その結果、街道の巡回が疎かになりゴブリンが大量発生する事態となった」
報告を聞いた貴族たちは、かなりザワザワとしていた。
これだけの大事件なのは、過去に遡ってもあまり例がないという。
「関係者はこれより裁判を行うが、厳しい罰は免れないだろう。各々も、不正を行わないよう襟を正して業務に当たるように」
「「「「「はっ」」」」」
悪いことをしない事が一番なんだけど、それでも悪い事をする人は後を絶たない。
しかも、実力のないもの程自分を大きく見せる為に不正をする。
陛下が呼びかけても、小さな不正は無くならないだろうと思ってしまった。
「また、今回の事件解決に尽力し、直轄領をゴブリンの脅威から救った、ノーム準男爵、アスター男爵、ダイナー男爵、並びにダイナー男爵令嬢には、国から勲章を授ける」
僕たちは、絨毯の切れ目まで歩み出て係の人から勲章を受け取った。
キチンとした勲章の授与規程に則った形なので、反論するのは不可能だろう。
多くの貴族が拍手をしてくれたが、中には苦々しい表情をしているものもいた。
そして、ここからビックサプライズの発表となる。
「そして、我が妻リリアーナが妊娠したと伝える。秋には第三子が誕生するだろう」
「「「「「えっ? お、おめでとうございます」」」」」
集まった貴族は、王妃様ではなくメアリーさんが妊娠したと思ったみたいだ。
しかし、王妃様がニコリとしながら一歩前に出て頭を下げたのを見て、ようやく王妃様が妊娠したのだと理解した。
事前に分かっていた僕でも、戸惑っている貴族の気持ちがよく分かった。
因みに、王妃様の妊娠を知った陛下、アーサー様、ルーカス様は固まってしまい、一瞬何のことだか理解できなかったらしい。
王太后様は、孫が生まれるととってもニコニコとしていた。
こうして、ビックサプライズの発表も終わり、ざわめきを残しながら謁見は終了した。
僕達は、謁見の間から王家のいる応接室に移動した。
「まさか、この年で弟か妹ができるとは思わなかったよ」
「私もです。息子よりも年下になるのですから」
アーサー様とルーカス様は、改めて母親の妊娠に驚いていた。
メアリーさんとシーリアさんも、同様に苦笑いしていた。
「「「うにゅ?」」」
「ふふ、不思議そうね。弟か妹ができるのよ」
そんな王妃様の側には、孫三人が集まっていた。
でも、厳密にはちびっ子達にとってはおじさんかおばさんの誕生になるんだよなあ。
「こういうものは、タイミングの問題だ。余もかなり驚いたが、授かったのなら大切にしないとならない」
陛下は意外と子ども好きらしく、赤ちゃんの誕生を心待ちにしていた。
王妃様も、物凄くニコニコしていたのだ。
「暫くは、王家も忙しくなりそうね。きっと元気な子どもが産まれるのは間違いないわ」
王太后様も、新たな孫の誕生を心待ちにしていた。
そして、王家の双子ちゃんがお兄ちゃんとお姉ちゃんとして、産まれてくる赤ちゃんを可愛がるのだろう。
ある意味、子どもの教育にも良い事かもしれない。
「メアリーも、シーリアも、もっと子どもを作って良いのよ。子だくさんっていうのは、やっぱりいいものね」
「「はい!」」
王太后様に言われるまでもなく、メアリーさんとシーリアさんは自分の子どもをとても可愛がっていた。
特に、シーリアさんは次は女の子が欲しいって言っていた。
今年の秋頃は、みんな新しい赤ちゃんの誕生にニコニコになっていそうだね。


