生徒会長と秘密の契約


土日とゆっくり休んだ週明け。
生徒会の集まりの時にみんなにありがとうと伝えると、生徒会のメンバーは優しい言葉をかけてくれた。

「もう、会長頑張りすぎるから。早めの段階で頼ってくださいよ」

「いつでも力になるからね」

「みんなありがとう……」

俺だけが一人で抱え込んでいた。
みんなこんなに手を差し出してくれていたのにな。

「まっ、一番は俺に頼ってほしいですけど」

目の前にいる宇佐美が言う。

悔しいから言わないけど、きっと一番頼ってしまっているのは宇佐美だ。

今回の件は本当に感謝しなくちゃいけない。

自分の気持ちを伝えることが出来て、心の中にあったモヤモヤが晴れた。

苦しい時に苦しいと言える場所があること。
すごく大切なんだと知った。

「じゃあ準備しましょうか」

刻々と近づいてくる文化祭。
作り始めに比べて、だんだんと形になって来た。

「そういえば、コスプレ喫茶の衣装に追加の特別衣装って書いてあったけどなにをやるんだ?」

それは1、2年生の男子がふざけて書いたものだ。