高広も私と同じように、遥を知ってはいるけど思い出がないという様子で、家を出てからずっと考えている。
「おふたりさん、おはよ」
いつもの場所で、いつものように留美子と合流した。
「おはよう。留美子、カラダを棺桶に入れてくれたんだよね?」
「なんとかね。二階に下りた時に健司と会ったから、死ぬかと思ったけど。ギリギリで右脚は入れたよ」
やっぱり、カラダが集まれば「昨日」が変化する。
前回は確か、3つ集めた時だった。
そして、6つ集めた今回。
「そっか、ありがとね。ところで留美子は、遥との思い出って何かある?」
「あ、その事なんだけどさ、私も明日香にきこうと思ってたんだよね。保育園から一緒にいるはずなのに、思い出がないの。不思議だよね」
留美子まで、私と同じ事を言っている。
え?
ちょっと待って。
遥と留美子が保育園から一緒にいる?
「留美子、本当に遥と保育園から一緒にいるの? 私も遥と保育園から一緒なんだけど」
「本当だって! あれ? でも、私と明日香は一緒の保育園じゃないよね? どういう事?」
それがわからないから、私も悩んでいるのに……。
「おふたりさん、おはよ」
いつもの場所で、いつものように留美子と合流した。
「おはよう。留美子、カラダを棺桶に入れてくれたんだよね?」
「なんとかね。二階に下りた時に健司と会ったから、死ぬかと思ったけど。ギリギリで右脚は入れたよ」
やっぱり、カラダが集まれば「昨日」が変化する。
前回は確か、3つ集めた時だった。
そして、6つ集めた今回。
「そっか、ありがとね。ところで留美子は、遥との思い出って何かある?」
「あ、その事なんだけどさ、私も明日香にきこうと思ってたんだよね。保育園から一緒にいるはずなのに、思い出がないの。不思議だよね」
留美子まで、私と同じ事を言っている。
え?
ちょっと待って。
遥と留美子が保育園から一緒にいる?
「留美子、本当に遥と保育園から一緒にいるの? 私も遥と保育園から一緒なんだけど」
「本当だって! あれ? でも、私と明日香は一緒の保育園じゃないよね? どういう事?」
それがわからないから、私も悩んでいるのに……。