思った通り白衣が似合う。
先生って学校じゃなくて
病院の先生だったんだね。
のび太君
こんな所で会うなんて
「えっと……」
黙り込む私に困りながら
のび太君はわざとらしく明るい声を出し
「じゃぁ先に内診をしますので、カーテンの奥の方へどうぞ」
そう言って
看護師さんにカルテを渡す。
カーテンの奥
隙間から見える
変な形の椅子。
その椅子に座ると
きっと亀がひっくり返ったような姿勢になるだろう。
天井を見て
腰を上げて
足を広げて
のび太君は
私のアソコを見る。
違う
こんな形で
見てはいけない。
こんな形で
アソコを触ってはいけない。
別の形で
見て触って感じて
溺れるはずなのに。