思わず驚いて目をパチパチさせるあたし。
イッペー君は何食わぬ顔してあたしの肩から鞄をさっと抜き取ると、自転車の前籠に入れてしまった。
そして後ろの荷台をポンポンと叩く。
「はいはい。乗ってや」
「ええっ。先生と……二人…乗り?」
「なんやねん。ご不満ですかー?」
目を細めてジロリと睨む。
「あっ。いやっ。そうじゃなくて。こんな時間に生徒と二人乗りとか……大丈夫なのかな……って思って」
あたしが意識しすぎかもしれないけど、なんとなくこういうのって見つかるとマズい気がする。
「んー。そやなぁ……」
イッペー君は何食わぬ顔してあたしの肩から鞄をさっと抜き取ると、自転車の前籠に入れてしまった。
そして後ろの荷台をポンポンと叩く。
「はいはい。乗ってや」
「ええっ。先生と……二人…乗り?」
「なんやねん。ご不満ですかー?」
目を細めてジロリと睨む。
「あっ。いやっ。そうじゃなくて。こんな時間に生徒と二人乗りとか……大丈夫なのかな……って思って」
あたしが意識しすぎかもしれないけど、なんとなくこういうのって見つかるとマズい気がする。
「んー。そやなぁ……」