丘のその先。生い茂る草木をかき分けて進む二人の胸は、まだ見ぬ奇跡への期待で激しく高鳴っていました。
息を潜め、身を低くし、そっと小枝の隙間から中を覗き込みます。
そこは、薔薇の蔦で厳かに守られた、眩い光が降り注ぐ秘密の丘。
太陽の輝きをその身にすべて宿したかのような、大きくて、恐ろしいほどに美しい鳥が、静かに羽を休めていました。
「ねえ、アロン……。あれが、ずっと探してた不思議な鳥なの……?」
アフディー様は、震える小さな声でそっと尋ねました。
「ああ……。きっと、あれだよ。父さんが言っていたのは……」
二人はそれ以上、言葉を継ぐことができません。ただ、その神々しい姿に目を奪われるばかりでした。
すると横から、「情熱的な青い鳥」がこれまた小さな声で補足しました。
「……あれは、『孔雀』という名の鳥ですな」
「「クジャク……?」」
「左様です。あれこそ孔雀で間違いありません。同じ鳥類である、この私「アオショウビン」が言うのですから、間違いありませんぞ」
その瞬間。アフディー様は、感動で潤んでいた瞳をスッと細め、隣の鳥を真顔で睨みつけました。
長年付き添わせてきた部下の正体が「アオショウビン」であったことを、彼女はこの時、初めて知ったのでした。
息を潜め、身を低くし、そっと小枝の隙間から中を覗き込みます。
そこは、薔薇の蔦で厳かに守られた、眩い光が降り注ぐ秘密の丘。
太陽の輝きをその身にすべて宿したかのような、大きくて、恐ろしいほどに美しい鳥が、静かに羽を休めていました。
「ねえ、アロン……。あれが、ずっと探してた不思議な鳥なの……?」
アフディー様は、震える小さな声でそっと尋ねました。
「ああ……。きっと、あれだよ。父さんが言っていたのは……」
二人はそれ以上、言葉を継ぐことができません。ただ、その神々しい姿に目を奪われるばかりでした。
すると横から、「情熱的な青い鳥」がこれまた小さな声で補足しました。
「……あれは、『孔雀』という名の鳥ですな」
「「クジャク……?」」
「左様です。あれこそ孔雀で間違いありません。同じ鳥類である、この私「アオショウビン」が言うのですから、間違いありませんぞ」
その瞬間。アフディー様は、感動で潤んでいた瞳をスッと細め、隣の鳥を真顔で睨みつけました。
長年付き添わせてきた部下の正体が「アオショウビン」であったことを、彼女はこの時、初めて知ったのでした。



