「……だったら、俺は地上がいいや。泥だらけになっても、お前とお芋を食べて喜べる方が、ずっといい。お前も、そう思うだろう?」
それは、少年が生まれて初めて口にした、身勝手で、けれどあまりにも愛おしい「引き止める言葉」でした。
アフディー様が、言葉に詰まると、情熱的な青い鳥は、目を閉じ、羽を胸に当てていました。
「ああ。何ておしそうなご馳走なんでしょうか。それはどんな高級料理にも負けない……」
頭上で歌う情熱的な青い鳥の声に、今の二人にはその声さえも、おかしくも心地よく聞こえるのでした。
アロンは笑顔でそれを見上げましたが、アフディー様の瞳はそれ以外の何かを見つめているのでした。
お腹を満たした二人は、さらに森の深淵へと足を進めました。
目の前に立ちはだかったのは、自分たちの背丈よりも高い、切り立った土の崖。
その険しい道乗りを、アロンは見つめます。
「この丘の向こうには、今まで誰も行ったことがないんだ。きっと不思議な鳥はこの向こうにいるはず」
アロンは力強く言いましたが、剥き出しの土は脆く、一人ではどうしても足を滑らせてしまいます。
少し考えると、アフディー様に、生意気にも指示をしました。
それは、少年が生まれて初めて口にした、身勝手で、けれどあまりにも愛おしい「引き止める言葉」でした。
アフディー様が、言葉に詰まると、情熱的な青い鳥は、目を閉じ、羽を胸に当てていました。
「ああ。何ておしそうなご馳走なんでしょうか。それはどんな高級料理にも負けない……」
頭上で歌う情熱的な青い鳥の声に、今の二人にはその声さえも、おかしくも心地よく聞こえるのでした。
アロンは笑顔でそれを見上げましたが、アフディー様の瞳はそれ以外の何かを見つめているのでした。
お腹を満たした二人は、さらに森の深淵へと足を進めました。
目の前に立ちはだかったのは、自分たちの背丈よりも高い、切り立った土の崖。
その険しい道乗りを、アロンは見つめます。
「この丘の向こうには、今まで誰も行ったことがないんだ。きっと不思議な鳥はこの向こうにいるはず」
アロンは力強く言いましたが、剥き出しの土は脆く、一人ではどうしても足を滑らせてしまいます。
少し考えると、アフディー様に、生意気にも指示をしました。



