語り合いながら進むうちに、陽光は木々の葉に遮られ、周囲は濃い緑の静寂に包まれていきました。
気がつくと、二人はもう、村の誰も足を踏み入れない森の奥深くへと、入り込んでいたのです。
アフディー様は不意に立ち止まると、胸を張って力強く宣言なさいました。
「よし。私もその不思議な鳥とやらを見に行こうじゃないか。アロンも一人より、私と行く方が心強いだろう?」
あまりに堂々とした提案に、アロンはたじろぎながらも、口を尖らせます。
「……つっ。ついてくんなよ。足手まといは、ごめんだからな」
その言葉にアフディー様はお怒りになられ、つい口を先走ってしまいます。
「失礼な。私には魔法があるのだぞ。なんなら、今すぐその鳥を呼び寄せて……呼び寄せてみせなくもないのだぞ……多分」
アフディー様はこの時、嘘をおつきになりました。
「ダメだぞ、魔法はダメだからな。 これは……一人前の男になるための冒険なんだから」
アフディー様は虚を突かれたように目を丸くし、まじまじと少年を見つめました。
「なんじゃ……。お主、私のことを女神だと信じてくれるのか?」
アロンは不意に顔を赤らめると、視線を逸らしてぶっきらぼうに答えました。
「……だって、お前も。……不思議な鳥のことを、信じてくれるんだろう?」
その言葉が胸の奥を優しく揺さぶります。
予期せぬ『信じ合い』の美しさに胸を打たれ、アフディー様の顔には、眩しいほどの満面の笑みがこぼれました。
気がつくと、二人はもう、村の誰も足を踏み入れない森の奥深くへと、入り込んでいたのです。
アフディー様は不意に立ち止まると、胸を張って力強く宣言なさいました。
「よし。私もその不思議な鳥とやらを見に行こうじゃないか。アロンも一人より、私と行く方が心強いだろう?」
あまりに堂々とした提案に、アロンはたじろぎながらも、口を尖らせます。
「……つっ。ついてくんなよ。足手まといは、ごめんだからな」
その言葉にアフディー様はお怒りになられ、つい口を先走ってしまいます。
「失礼な。私には魔法があるのだぞ。なんなら、今すぐその鳥を呼び寄せて……呼び寄せてみせなくもないのだぞ……多分」
アフディー様はこの時、嘘をおつきになりました。
「ダメだぞ、魔法はダメだからな。 これは……一人前の男になるための冒険なんだから」
アフディー様は虚を突かれたように目を丸くし、まじまじと少年を見つめました。
「なんじゃ……。お主、私のことを女神だと信じてくれるのか?」
アロンは不意に顔を赤らめると、視線を逸らしてぶっきらぼうに答えました。
「……だって、お前も。……不思議な鳥のことを、信じてくれるんだろう?」
その言葉が胸の奥を優しく揺さぶります。
予期せぬ『信じ合い』の美しさに胸を打たれ、アフディー様の顔には、眩しいほどの満面の笑みがこぼれました。



