「父さんが言ってたんだ。森の奥には、太陽の光を浴びると七色の宝石みたいにキラキラ光る、大きな鳥がいるんだって。みんなはそんな鳥は居ない。嘘つきだって言うけど、父さんはみたんだ。俺はそれを確認しに行く」
「だから。先程あの様な言葉を……アロンのパパは今何をしておる?」
アフディー様はアロンの素直な心に触れて少し心が和らいだのか、思わず素の話し方を交えながら尋ねられました。
「パパって……父さんは船乗りだよ。半年に一度しか街に帰ってこないけど、ずっと海の上さ。父さんは子供の頃、冒険家になりたかったんだ。俺くらいの時に一人で森に入って、その不思議な七色の鳥を見たんだって。俺も将来、父さんみたいな一人前の大人になりたいんだ」
その言葉を、「食いしん坊のウサギ」は菜の花を咀嚼しながら聞き、「情熱的な青い鳥」は「なんという男らしい決意。涙で前が見えませんぞ」と、相変わらず調子の良い声を張り上げています。
アロンはふと、隣を歩く女神のしょげた横顔に気づきます。
自分の境遇を語りすぎたのが急に恥ずかしくなると、ぶっきらぼうに言葉を投げます。
「……おい。お前こそ、その変な言葉遣い、なんとかならないのか? それに、いつまでついてくるんだよ」
「だから。先程あの様な言葉を……アロンのパパは今何をしておる?」
アフディー様はアロンの素直な心に触れて少し心が和らいだのか、思わず素の話し方を交えながら尋ねられました。
「パパって……父さんは船乗りだよ。半年に一度しか街に帰ってこないけど、ずっと海の上さ。父さんは子供の頃、冒険家になりたかったんだ。俺くらいの時に一人で森に入って、その不思議な七色の鳥を見たんだって。俺も将来、父さんみたいな一人前の大人になりたいんだ」
その言葉を、「食いしん坊のウサギ」は菜の花を咀嚼しながら聞き、「情熱的な青い鳥」は「なんという男らしい決意。涙で前が見えませんぞ」と、相変わらず調子の良い声を張り上げています。
アロンはふと、隣を歩く女神のしょげた横顔に気づきます。
自分の境遇を語りすぎたのが急に恥ずかしくなると、ぶっきらぼうに言葉を投げます。
「……おい。お前こそ、その変な言葉遣い、なんとかならないのか? それに、いつまでついてくるんだよ」



