そうして僕は佐伯さんの家へとやってきた。
来る道中色々なことを考えてきたが、結局まとまらないまま着いてしまった。
どうしようかと迷いながらも、一息つき意を決してインターホンを押した。
しばらくすると、インターホンから聞き慣れた声がしてきた。
『はい……って悠真君!?え、なんで?』
普段通りの佐伯さんに心の中で安堵した。
「あ、あの中早先生から佐伯さんの進路希望調査書を渡されたんだ」
『あ、そういえば。ごめん今取りに行くよ』
しばらくすると、部屋着姿の佐伯さんが出てきた。
少し、目のやり場に困る。
「はい、これが進路希望調査書です。明日までに出してほしいと中早先生が」
「うん、わかった。わざわざありがとね悠真君」
「いえ、そんなに離れてなかったので……」
いざ、こうして話すと恐ろしく気まずい。
この前の佐伯さんのことも今になって思い出すし、先生の話も重なって緊張が加速していく。
え、なんでそんなによそよそしいの?まさかこの前のこと!?
「あ、あの。どうして部活に顔出してくれないんですか?」
『あ、そういうこと』
「ね、悠真君は私のことどう思ってるの?部活仲間?友達?それとも……」
矢継ぎ早に問てくる佐伯さんに対して僕は気付けば口を開いていた。
「尊敬しています。ある人から佐伯さんのことを聞きました。誤解で周りから一人にされても誰も責めることなく、自分を貫いてる佐伯さんを僕はーーー」
「ね、なんで私がその誤解を解かなかったと思う?その話的に染谷って人の話でしょ。ね、なんでだと思う?私がその誤解を解かなかったの解こうと思えたら解けたよ、そんなしょうもない誤解」
「……」
「……『誤解じゃなかった』からが答え。八方美人を演じてたんだ。美人でスタイルも良くておまけに性格も良い。そんな完璧を演じてたんだ。それが心地よかったんだ。でも、それが段々と苦しくなってきた。本当の自分を押し殺してるのがね。私はね人を見た目で判断してるの。告白を断ったのも全員見た目がタイプじゃないから。性格なんてどうでも良いんだ。だって私といればそれなりに優しくしてくれるから。どう?これが本当の私?それでも尊敬できる?」
何を言っているかわからなかった。
僕が知っている佐伯さんとかけ離れていたから。
「……っ」
必死に何か話そうとするが、何も思いつかない。何を言ってもダメなような気がするのと、これ以上彼女のことを知りたくないと思う自分がいる。
「だから、はっきり言うわ私あなたの顔がタイプ。だから私と付き合わない?」
そんなことを意に変えさえいように彼女は告白をしてきた。
なんの気持ちもこもってない告白。自分の欲求を満たすための告白。
それがとてつもなく気持ち悪く、僕は差し伸べられた手を払った。
「嫌です」
それだけ告げ言い残し、僕は佐伯さんの家を去った。
どうやって帰ったかは覚えておらず、気づくと僕はベッドの上で寝転がっていた。
天井が見える。
見慣れた天井が、歪んで見えた。
来る道中色々なことを考えてきたが、結局まとまらないまま着いてしまった。
どうしようかと迷いながらも、一息つき意を決してインターホンを押した。
しばらくすると、インターホンから聞き慣れた声がしてきた。
『はい……って悠真君!?え、なんで?』
普段通りの佐伯さんに心の中で安堵した。
「あ、あの中早先生から佐伯さんの進路希望調査書を渡されたんだ」
『あ、そういえば。ごめん今取りに行くよ』
しばらくすると、部屋着姿の佐伯さんが出てきた。
少し、目のやり場に困る。
「はい、これが進路希望調査書です。明日までに出してほしいと中早先生が」
「うん、わかった。わざわざありがとね悠真君」
「いえ、そんなに離れてなかったので……」
いざ、こうして話すと恐ろしく気まずい。
この前の佐伯さんのことも今になって思い出すし、先生の話も重なって緊張が加速していく。
え、なんでそんなによそよそしいの?まさかこの前のこと!?
「あ、あの。どうして部活に顔出してくれないんですか?」
『あ、そういうこと』
「ね、悠真君は私のことどう思ってるの?部活仲間?友達?それとも……」
矢継ぎ早に問てくる佐伯さんに対して僕は気付けば口を開いていた。
「尊敬しています。ある人から佐伯さんのことを聞きました。誤解で周りから一人にされても誰も責めることなく、自分を貫いてる佐伯さんを僕はーーー」
「ね、なんで私がその誤解を解かなかったと思う?その話的に染谷って人の話でしょ。ね、なんでだと思う?私がその誤解を解かなかったの解こうと思えたら解けたよ、そんなしょうもない誤解」
「……」
「……『誤解じゃなかった』からが答え。八方美人を演じてたんだ。美人でスタイルも良くておまけに性格も良い。そんな完璧を演じてたんだ。それが心地よかったんだ。でも、それが段々と苦しくなってきた。本当の自分を押し殺してるのがね。私はね人を見た目で判断してるの。告白を断ったのも全員見た目がタイプじゃないから。性格なんてどうでも良いんだ。だって私といればそれなりに優しくしてくれるから。どう?これが本当の私?それでも尊敬できる?」
何を言っているかわからなかった。
僕が知っている佐伯さんとかけ離れていたから。
「……っ」
必死に何か話そうとするが、何も思いつかない。何を言ってもダメなような気がするのと、これ以上彼女のことを知りたくないと思う自分がいる。
「だから、はっきり言うわ私あなたの顔がタイプ。だから私と付き合わない?」
そんなことを意に変えさえいように彼女は告白をしてきた。
なんの気持ちもこもってない告白。自分の欲求を満たすための告白。
それがとてつもなく気持ち悪く、僕は差し伸べられた手を払った。
「嫌です」
それだけ告げ言い残し、僕は佐伯さんの家を去った。
どうやって帰ったかは覚えておらず、気づくと僕はベッドの上で寝転がっていた。
天井が見える。
見慣れた天井が、歪んで見えた。


