猫と紙飛行機。

 昨日から降り続いた雨のお陰か、とても空気の澄んだ朝だった。
 いつもより早く家を出たわたしは水溜まりを避けて、学校と反対方向へと向かう。
「大丈夫……ヒカリのことは、わたしが必ず救ってみせるから」
 何度か深呼吸をして、笑顔を作る。ヒカリの家の前に立ったわたしは、そう自分に言い聞かせながら、わずかに震える指先でインターホンを押した。

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