拝啓、最愛の君へ。

遺書   洸へ

もし、自分が急に死んでしまったら1番悲しんでくれそうな君が前へ進めるように手紙を残します。

洸とは物心ついた時から一緒だったね。

洸は覚えてますか?? 
小学生のころ一緒に雨の中遊んで風邪をひいて母さんたちに2人で怒られた事。
俺が風邪を拗らせて入院した時、俺がびっくりするくらい泣いてたね笑 

でも、洸のその態度のおかげで心配してくれて悲しんでくれる人が居る限り頑張って生きようと思えた。

その頃、ちょうど姉さんが俺を庇って事故で死んでしまって『死にたい。』と思っていた俺の事を元気付けようと頑張ってくれたね。

突き放すような事、傷つけるような事沢山言っちゃってごめんね。

最後まで諦めないでくれてありがとう。


きっと洸が『愛叶ちゃんが命をかけて助けてくれた事を無駄にしないためにも生きて助けてくれてありがとうって伝えてないと駄目だろ!!!』って怒ってくれなかったら俺は姉さんの後を追ってた。

それから、辛い事もあったけどなにより洸と過ごした日々は楽しくて幸せだった。
付き合ってからの記憶も付き合う前の記憶も俺にとっては同じくらいの大切な宝物です。

これは2人しか持ってない宝物だから、俺がいなくなっても洸がずっと持ってて欲しい。

もう、一緒に作る事は出来ないけど過去の宝物を大事にしてたまに見る事はできるから。

我が儘でごめん。迷惑でごめん。洸の人生を決める権限は俺にない事も理解してる。そのうえで最期に一つお願いです。生きていく事は辛いかもしれない。けれどそれを洸なら乗り越えられると思ってるから。信じてるから。だから、生きて幸せになってください。


悔しいけどもう洸が辛い思いをした時そばにいて力になってあげる事はできないから代わりにこの手紙が、洸がこれから先をどうにか乗り越えるための力になることを願ってます。

幸せになってね。
最後に俺が告白したとき、泣いてくれてありがとう。
想いに応えてくれてありがとう。
何があってもずっと愛してます。大好きだよ。

 2020年 5月 12日  翔より

******