「そうだよね〜」
玲瓏の意見に賛成の意を唱えたのは白蓮姐ちゃんだった。
「そうよね──私も思うわ」
玉蘭も引っかかる点があるため、同意する。玲瓏がパリッと糖葫蘆を齧りながら言う。
「貴妃の汝霖様、毒を盛られたらしいよ…。毒味役が死んだって…」
玲瓏の口から発せられる言葉は重いが、玲瓏はよほど糖葫蘆が美味しいのか楽しそうに食べている。玉蘭は美味しそうに食べる玲瓏を眺めながら、ゆっくりと茶の最後の一口を飲み干す。
「皇太后様亡くなったらしいしねっ」
白蓮姐ちゃんが糖葫蘆の串を持ち眺めながら、世間話をする近所の女衆のように言う。まあ噂話好きなのには変わりないが。
──皇太后。この人が死んだと聞くと胸がチクリと針に刺されたような微かな痛みを感じる。
(もう忘れたことじゃない今頃気にしてどうするのよ、わたくし)
「これうまいな」
噂話に気を取られ忘れ去られていた紅焼姐ちゃんが呟くように言った。すると玲瓏の瞳がウルっと輝く。
「でっしょー!いっつも気前の良い常連さんが居るんだけど、その人が買って来てくれたのー」
凄い勢いの玲瓏に圧倒されつつも、紅焼姐ちゃんは顔色一つ変えず茶を飲む。紅焼姐ちゃんは気を使ってくれたのだろう。皇太后の話題に。
「気前がいいと言ったら宗岳とか言う武官も気前がいいことで有名だったな。簪をよく貰うとかで小妓がはしゃいでいたぞ」
小妓にまで簪を送るとは気前が良すぎるのではないかとは思う。小妓がもらうのはせいぜい点心ぐらいだろう。まあ玉蘭も両手両足の指では数えきれないほどの簪を宗岳からもらったが…。
「へぇ〜。変な人もいるもんなんだね〜。よほど誰かを身請けしたくて媚び売ってんだね。」
白蓮姐ちゃんはお相手をしたことがないのだろう。まあ話だけ聞くと媚びを売っているように思えるが、宗岳は媚びを売る性格ではないだろう。
なんだかんだで妓女達の噂話は丑の刻をまで尽きることは無かった。
玲瓏の意見に賛成の意を唱えたのは白蓮姐ちゃんだった。
「そうよね──私も思うわ」
玉蘭も引っかかる点があるため、同意する。玲瓏がパリッと糖葫蘆を齧りながら言う。
「貴妃の汝霖様、毒を盛られたらしいよ…。毒味役が死んだって…」
玲瓏の口から発せられる言葉は重いが、玲瓏はよほど糖葫蘆が美味しいのか楽しそうに食べている。玉蘭は美味しそうに食べる玲瓏を眺めながら、ゆっくりと茶の最後の一口を飲み干す。
「皇太后様亡くなったらしいしねっ」
白蓮姐ちゃんが糖葫蘆の串を持ち眺めながら、世間話をする近所の女衆のように言う。まあ噂話好きなのには変わりないが。
──皇太后。この人が死んだと聞くと胸がチクリと針に刺されたような微かな痛みを感じる。
(もう忘れたことじゃない今頃気にしてどうするのよ、わたくし)
「これうまいな」
噂話に気を取られ忘れ去られていた紅焼姐ちゃんが呟くように言った。すると玲瓏の瞳がウルっと輝く。
「でっしょー!いっつも気前の良い常連さんが居るんだけど、その人が買って来てくれたのー」
凄い勢いの玲瓏に圧倒されつつも、紅焼姐ちゃんは顔色一つ変えず茶を飲む。紅焼姐ちゃんは気を使ってくれたのだろう。皇太后の話題に。
「気前がいいと言ったら宗岳とか言う武官も気前がいいことで有名だったな。簪をよく貰うとかで小妓がはしゃいでいたぞ」
小妓にまで簪を送るとは気前が良すぎるのではないかとは思う。小妓がもらうのはせいぜい点心ぐらいだろう。まあ玉蘭も両手両足の指では数えきれないほどの簪を宗岳からもらったが…。
「へぇ〜。変な人もいるもんなんだね〜。よほど誰かを身請けしたくて媚び売ってんだね。」
白蓮姐ちゃんはお相手をしたことがないのだろう。まあ話だけ聞くと媚びを売っているように思えるが、宗岳は媚びを売る性格ではないだろう。
なんだかんだで妓女達の噂話は丑の刻をまで尽きることは無かった。


