瑞樹くんに強引に連れてこられたのは学校から二駅離れたところにあるボーリング場。なんでボーリング場?と何回聞いても、いいからいいからとごまかされる。中に入るとそこで待っていたのはなんと咲月だった。
「今さっき瑞樹からここ来いって連絡着て、委員会サボってきたんだからね。明日怒られたら瑞樹のせいだから」
「それはごめんけど違う」
「ふざけんな。でも凪彩がいるから今回だけは許す。凪彩ー、久しぶり。ずいぶん瑞樹と仲良くなったみたいだね」
そう言って咲月はニコッと笑った。
「えと、まあそれなりに?」
「なんで疑問形?」
そんな話をしながらボーリング場内のバスケットコートまで来た。
「よし、3人でバスケしよう」
え?私と瑞樹くんはわかるけど、咲月できるの?
「あ、今凪彩、咲月できなくねって思ったでしょ?思いっきり顔に出てたよ」
「咲月エスパーみたい。でもほんとにできるの?」
「えっへっへ。私高橋咲月は高校でバスケ部のプレイヤーをしているのですよー」
咲月は腕を組みながら自慢げに言う。信じられないという顔で私が瑞樹くんのほうを見ると、彼もうなづいている。まじか。
「凪彩、私がね高校でバスケしてみようと思ったきっかけって何だと思う?」
咲月が急に真剣な顔で聞いてくる。少し考えてから私は答えた。
「インターハイとかウィンターカップ見てかっこいいと思ったからとか?」
「違うよ。私がバスケやってみようと思ったきっかけ凪彩なんだ」
「え?私?」
咲月の口から想定外の言葉が出てきて絶句した。
「中学のとき、男バスの隣で練習してる女バスの中でも一際目立ってたのが凪彩だった。それも、バスケが上手いからだけじゃなくて、周りへの気配りもできる。後輩からも慕われててすごいなって思った。そんな凪彩が私のあこがれだったんだ」
まさか咲月がそんな風に思ってくれてたなんて。
「だからね、凪彩がバスケで高校行かないって言ったときはすごく残念だった。でも、凪彩が決めたことだから応援しようと思ったんだ。だけどね、やっぱり、凪彩にはバスケしててほしいな」
咲月はまだ続ける。
「それにね、凪彩のバスケに救われた人もいるんだよ。私の双子の弟とかね」
咲月がニヤリと笑う。一方で瑞樹くんは恥ずかしそうにうつむいている。
「瑞樹がスランプ、、、」
「ああもう咲月それ以上しゃべんな。俺が言うから」
「はーい」
そう言って満足そうにする咲月。
「俺中学のときスランプになってさ、全然上手くプレーできない時期があったんだよね。やめようかなって考えてた時期もあったくらい。でも、隣のコートにいる凪彩ちゃんが何があっても諦めずにプレーし続ける姿を見て、このままじゃだめだな、俺もあんなふうになりたいなって思った。だから凪彩ちゃんのバスケは俺の希望なんだ」
「だからね、凪彩。凪彩のことを妬む人も中に入るかもしれないけど、私たちみたいに凪彩のバスケが大好きな人のほうがもっともっといるんだよ」
その言葉を聞いて涙がとめどなくあふれてきた。
「バスケ、もう一回やってみようかな」
それを聞いて、2人は顔を見合わせてうれしそうに笑った。
「今さっき瑞樹からここ来いって連絡着て、委員会サボってきたんだからね。明日怒られたら瑞樹のせいだから」
「それはごめんけど違う」
「ふざけんな。でも凪彩がいるから今回だけは許す。凪彩ー、久しぶり。ずいぶん瑞樹と仲良くなったみたいだね」
そう言って咲月はニコッと笑った。
「えと、まあそれなりに?」
「なんで疑問形?」
そんな話をしながらボーリング場内のバスケットコートまで来た。
「よし、3人でバスケしよう」
え?私と瑞樹くんはわかるけど、咲月できるの?
「あ、今凪彩、咲月できなくねって思ったでしょ?思いっきり顔に出てたよ」
「咲月エスパーみたい。でもほんとにできるの?」
「えっへっへ。私高橋咲月は高校でバスケ部のプレイヤーをしているのですよー」
咲月は腕を組みながら自慢げに言う。信じられないという顔で私が瑞樹くんのほうを見ると、彼もうなづいている。まじか。
「凪彩、私がね高校でバスケしてみようと思ったきっかけって何だと思う?」
咲月が急に真剣な顔で聞いてくる。少し考えてから私は答えた。
「インターハイとかウィンターカップ見てかっこいいと思ったからとか?」
「違うよ。私がバスケやってみようと思ったきっかけ凪彩なんだ」
「え?私?」
咲月の口から想定外の言葉が出てきて絶句した。
「中学のとき、男バスの隣で練習してる女バスの中でも一際目立ってたのが凪彩だった。それも、バスケが上手いからだけじゃなくて、周りへの気配りもできる。後輩からも慕われててすごいなって思った。そんな凪彩が私のあこがれだったんだ」
まさか咲月がそんな風に思ってくれてたなんて。
「だからね、凪彩がバスケで高校行かないって言ったときはすごく残念だった。でも、凪彩が決めたことだから応援しようと思ったんだ。だけどね、やっぱり、凪彩にはバスケしててほしいな」
咲月はまだ続ける。
「それにね、凪彩のバスケに救われた人もいるんだよ。私の双子の弟とかね」
咲月がニヤリと笑う。一方で瑞樹くんは恥ずかしそうにうつむいている。
「瑞樹がスランプ、、、」
「ああもう咲月それ以上しゃべんな。俺が言うから」
「はーい」
そう言って満足そうにする咲月。
「俺中学のときスランプになってさ、全然上手くプレーできない時期があったんだよね。やめようかなって考えてた時期もあったくらい。でも、隣のコートにいる凪彩ちゃんが何があっても諦めずにプレーし続ける姿を見て、このままじゃだめだな、俺もあんなふうになりたいなって思った。だから凪彩ちゃんのバスケは俺の希望なんだ」
「だからね、凪彩。凪彩のことを妬む人も中に入るかもしれないけど、私たちみたいに凪彩のバスケが大好きな人のほうがもっともっといるんだよ」
その言葉を聞いて涙がとめどなくあふれてきた。
「バスケ、もう一回やってみようかな」
それを聞いて、2人は顔を見合わせてうれしそうに笑った。


