家から出るとちょうど隣の家からあやが出てくるのが見えて、オレは口角を上げて彼に声をかける。
「あーや!おはよ」
「はよ、かな」
オレ、相良奏人とあやこと柿原綾斗は、保育園の時からの幼馴染である。元気が取り柄で外で走り回るのが好きなオレとは反対で、あやは物静かでいつも冷静で読書を好む。そんな正反対なオレたちだが、親同士が学生時代の友人であることから、自然と一緒に居るようになっていた。保育園、小学校、中学校そして現在通っている高校までもがすべて一緒だった。オレはあやとの時間が楽しくて好きだから嬉しい。
「かな。英語の課題やった?今日、当てられるかもって言ってなかった?」
「あ、やば!忘れてた!わーー!どうしよう!?今からでも間に合うかな!?」
「だと思った。学校着いたら、俺が見てあげる」
「まじ!?あやに見てもらえたら百人力だ!」
「そんなことないよ」
「何言ってんだよ、お前、前回の試験も学年一位だったじゃん」
「たまたまだよ」
「たまたまで学年首位維持できねぇよー!オレにもその頭脳分けてくれー!」
「かなはそのままでいいよ」
「どういう意味だ!?」
あぁ、楽しい!周りにはオレとあやがつるんでるのを不思議がる人が多いけど、それがなぜなのかはわからない。ただ幼馴染で親友と一緒に居るだけなのに。まあ、でも、あやはさらさらの黒髪に高身長、おまけに頭もよくて運動もできて、容姿端麗。こいつはとにかくモテる。だから、頻繁に女子に呼び出されては告白され、毎度のごとく振っている。いつだったか、なぜ彼女作らないのか聞いたら、興味ないって。くそー!オレもモテたい!!
学校に着いたオレたちはクラスメートと挨拶を交わしつつ、席について英語のテキストとノートを広げる。
「今日やるのってどこだっけ?」
「今日は、ここ。比較級のところ」
「これか…オレ、これ苦手」
「かなは、英語だけは壊滅的だもんな」
「壊滅的言うな。事実だけど」
「否定しないんだ」
「無駄なあがきだからな」
「そっか。じゃあ、問一からやってみて」
「おう!」
それからオレはあやに教えてもらいながら、先生が来るまでになんとか英語の課題を終わらせることができた。
「で、できたー!あや様、神様、ありがとうございます!!」
「おつかれ。どういたしまして」
「お礼に、今日のおかずのから揚げを献上してやる」
「うわ、教えてもらった身なのに上から目線」
「冗談です」
談笑していると、先生が教室に入ってきたためあや含めた数人がそれぞれ自分の席へと戻っていった。
昼休み。オレは弁当を持って窓際一番後ろに位置するあやの席に行く。これがいつものスタイルである。
「綾斗、奏人、おつかれ。」
「おー!あきもおつかれ!」
「おつかれ」
「うん。僕も昼、一緒していい?」
「もちろん!」
「屋上行くか」
声かけてきた彼は都築明楽である。あきはオレとあやの中学からの友達で、昼休みになればあきも含めた三人で昼ご飯を食べることが多い。
「そういえば、二人は進路決めた?」
「俺は文学部のある大学に行く予定」
「オレはまだ決めてないな」
「そっかぁ」
オレたち高校二年生は三学期になると進路を考える時期になってくる。あきに聞かれるまで忘れていた。そっか、あやは大学行くのかぁ。離れちゃうのかな、なんか、やだな…やだ?なんでだ?あやは大事な幼馴染で親友だから?じゃあ、あきは?あきと離れるのは寂しいけど、意外と平気だ。なんだろ、この気持ち。
「あーや!おはよ」
「はよ、かな」
オレ、相良奏人とあやこと柿原綾斗は、保育園の時からの幼馴染である。元気が取り柄で外で走り回るのが好きなオレとは反対で、あやは物静かでいつも冷静で読書を好む。そんな正反対なオレたちだが、親同士が学生時代の友人であることから、自然と一緒に居るようになっていた。保育園、小学校、中学校そして現在通っている高校までもがすべて一緒だった。オレはあやとの時間が楽しくて好きだから嬉しい。
「かな。英語の課題やった?今日、当てられるかもって言ってなかった?」
「あ、やば!忘れてた!わーー!どうしよう!?今からでも間に合うかな!?」
「だと思った。学校着いたら、俺が見てあげる」
「まじ!?あやに見てもらえたら百人力だ!」
「そんなことないよ」
「何言ってんだよ、お前、前回の試験も学年一位だったじゃん」
「たまたまだよ」
「たまたまで学年首位維持できねぇよー!オレにもその頭脳分けてくれー!」
「かなはそのままでいいよ」
「どういう意味だ!?」
あぁ、楽しい!周りにはオレとあやがつるんでるのを不思議がる人が多いけど、それがなぜなのかはわからない。ただ幼馴染で親友と一緒に居るだけなのに。まあ、でも、あやはさらさらの黒髪に高身長、おまけに頭もよくて運動もできて、容姿端麗。こいつはとにかくモテる。だから、頻繁に女子に呼び出されては告白され、毎度のごとく振っている。いつだったか、なぜ彼女作らないのか聞いたら、興味ないって。くそー!オレもモテたい!!
学校に着いたオレたちはクラスメートと挨拶を交わしつつ、席について英語のテキストとノートを広げる。
「今日やるのってどこだっけ?」
「今日は、ここ。比較級のところ」
「これか…オレ、これ苦手」
「かなは、英語だけは壊滅的だもんな」
「壊滅的言うな。事実だけど」
「否定しないんだ」
「無駄なあがきだからな」
「そっか。じゃあ、問一からやってみて」
「おう!」
それからオレはあやに教えてもらいながら、先生が来るまでになんとか英語の課題を終わらせることができた。
「で、できたー!あや様、神様、ありがとうございます!!」
「おつかれ。どういたしまして」
「お礼に、今日のおかずのから揚げを献上してやる」
「うわ、教えてもらった身なのに上から目線」
「冗談です」
談笑していると、先生が教室に入ってきたためあや含めた数人がそれぞれ自分の席へと戻っていった。
昼休み。オレは弁当を持って窓際一番後ろに位置するあやの席に行く。これがいつものスタイルである。
「綾斗、奏人、おつかれ。」
「おー!あきもおつかれ!」
「おつかれ」
「うん。僕も昼、一緒していい?」
「もちろん!」
「屋上行くか」
声かけてきた彼は都築明楽である。あきはオレとあやの中学からの友達で、昼休みになればあきも含めた三人で昼ご飯を食べることが多い。
「そういえば、二人は進路決めた?」
「俺は文学部のある大学に行く予定」
「オレはまだ決めてないな」
「そっかぁ」
オレたち高校二年生は三学期になると進路を考える時期になってくる。あきに聞かれるまで忘れていた。そっか、あやは大学行くのかぁ。離れちゃうのかな、なんか、やだな…やだ?なんでだ?あやは大事な幼馴染で親友だから?じゃあ、あきは?あきと離れるのは寂しいけど、意外と平気だ。なんだろ、この気持ち。
