キーンコーンカーンコーン、、、。桜舞い散る高校の入学式。真新しい制服と歴史を感じさせる古汚い校舎の対比こそが新たな生活の門出の新しいサインだ。僕、高浜歩も新品ピカピカのブレザーにそでを通して朝日高校の入学の門をとおった。桜の花びらを踏みしめて今、青春が始まるんだ!と心を躍らせて入学式の会場である体育館に向かう。周りを見ると、きれいな学ランを着た仲間たちやセーラー服の女子も目を輝かせていた。僕が着ているのは、特注品の青いブレザー。みんなが来ている学ランとはちょっとだけデザインが違う。この特別感がちょっとだけ嬉しく、口角が自然と上がる。そして、体育館に向かう途中、後ろから聞きなれた声が聞こえてきた。
「おーい、あゆむー!」
振り返ると、中学時代からの友人、山井清と新宮明日香が手を振りながら走って来た。
「いやーよかった。歩も受かっていたのか。安心したぜ」
「なーに言ってるの!清の方が成績悪かったでしょ!」
明日香は、清の頭をバシッと叩く。
「いったいなあ、このパワーメスゴリラが」
「なんですって!!!」
「あはは、でも二人とも合格していたんだね。よかったよかった。入試終わってから全く連絡がついていなかったから心配していたんだよ」
「まーじで危なかった。自分の番号が見つかった瞬間、嬉しくて叫んじまった」
そっか、こいつら受かっていたんだな、と僕の胸の奥からどくどくと暖かい液体が漏れ出した感覚がした。このメンバーで明日からまた過ごせるのか。心がさらに踊る。そんな中、清と明日香が夫婦漫才をしている隣で、何か他の新入生たちがざわざわしていた。
「おいおい、なんか、変な奴がいないか?」
「うおー!めっちゃ可愛い!、、、けど、何やってんだ?今日って入学式だよな?」
「みてみて、なんか面白い子がいるよ」
周りがその「子」一人に釘付けにされていた。僕も気になり、一目見ようと人をかき分けた。その先に待っていたのは、白いツインテールを長く垂らし、高い鼻に白い肌の純白妖精天使のような小柄な女の子だった。でも、なぜか制服を着ておらず、登山用、それも富士山に登るような厚着に登山用の杖であるトレッキングポールを持っていた。明らかに周りから浮いていたが、女の子は恥ずかしがる様子は一切見せずにピンク色の派手な登山用の服で入学式に臨んでいたのだ。
「なにをやっているんだ、、、?」
歩の中では、「?」がいっぱい浮かび上がっていたが、周りは、「可愛いからいいや」や「可愛い。アイドルとかやっているのかな?」と奇異の目よりは温かい目だった。そして、女の子は周りを見回して何かを探しているようだった。僕はその様子の一部始終を見守っていたが、僕と目が合った瞬間、顔をじっと見つめたまま、こちらにのしのしと近づいてきた。「え?僕!?まじまじと見すぎちゃったかな」と不安になる。そして、僕の目の前に来ると顔の前に指を突きつけて彼女はこういった。
「私と同じだ。周りと服装が違う。君も間違えたの?」
「いや、僕は青い生地を使ってるだけだから。てか、なんでそんな派手で厚手の服を着てるの?周りから見たらただの変な人に見えるけど」
「入学式と明日の登山、間違えちゃった。てへへ」
純白の天使は、舌をちらっと見せて微笑む。確かに何か変だけど可愛いからヨシ!
「てか、なんでいきなり僕なんかに話しかけたの?」
「一目見て、同類だと思った。だから引き寄せられた」
「意味わからん……」
「自己紹介する。私、二宮多音。君は?」
「ああ、僕は、高浜歩。歩でいいよ」
「私も、多音って呼んで」
多音は小さな白い手を差し出してきたので、そのまま握手した。周りを見回すと、僕に対して殺気に視線が送られていた。
こうして僕と、一歩だけ早い女の子との日常が始まった。
「おーい、あゆむー!」
振り返ると、中学時代からの友人、山井清と新宮明日香が手を振りながら走って来た。
「いやーよかった。歩も受かっていたのか。安心したぜ」
「なーに言ってるの!清の方が成績悪かったでしょ!」
明日香は、清の頭をバシッと叩く。
「いったいなあ、このパワーメスゴリラが」
「なんですって!!!」
「あはは、でも二人とも合格していたんだね。よかったよかった。入試終わってから全く連絡がついていなかったから心配していたんだよ」
「まーじで危なかった。自分の番号が見つかった瞬間、嬉しくて叫んじまった」
そっか、こいつら受かっていたんだな、と僕の胸の奥からどくどくと暖かい液体が漏れ出した感覚がした。このメンバーで明日からまた過ごせるのか。心がさらに踊る。そんな中、清と明日香が夫婦漫才をしている隣で、何か他の新入生たちがざわざわしていた。
「おいおい、なんか、変な奴がいないか?」
「うおー!めっちゃ可愛い!、、、けど、何やってんだ?今日って入学式だよな?」
「みてみて、なんか面白い子がいるよ」
周りがその「子」一人に釘付けにされていた。僕も気になり、一目見ようと人をかき分けた。その先に待っていたのは、白いツインテールを長く垂らし、高い鼻に白い肌の純白妖精天使のような小柄な女の子だった。でも、なぜか制服を着ておらず、登山用、それも富士山に登るような厚着に登山用の杖であるトレッキングポールを持っていた。明らかに周りから浮いていたが、女の子は恥ずかしがる様子は一切見せずにピンク色の派手な登山用の服で入学式に臨んでいたのだ。
「なにをやっているんだ、、、?」
歩の中では、「?」がいっぱい浮かび上がっていたが、周りは、「可愛いからいいや」や「可愛い。アイドルとかやっているのかな?」と奇異の目よりは温かい目だった。そして、女の子は周りを見回して何かを探しているようだった。僕はその様子の一部始終を見守っていたが、僕と目が合った瞬間、顔をじっと見つめたまま、こちらにのしのしと近づいてきた。「え?僕!?まじまじと見すぎちゃったかな」と不安になる。そして、僕の目の前に来ると顔の前に指を突きつけて彼女はこういった。
「私と同じだ。周りと服装が違う。君も間違えたの?」
「いや、僕は青い生地を使ってるだけだから。てか、なんでそんな派手で厚手の服を着てるの?周りから見たらただの変な人に見えるけど」
「入学式と明日の登山、間違えちゃった。てへへ」
純白の天使は、舌をちらっと見せて微笑む。確かに何か変だけど可愛いからヨシ!
「てか、なんでいきなり僕なんかに話しかけたの?」
「一目見て、同類だと思った。だから引き寄せられた」
「意味わからん……」
「自己紹介する。私、二宮多音。君は?」
「ああ、僕は、高浜歩。歩でいいよ」
「私も、多音って呼んで」
多音は小さな白い手を差し出してきたので、そのまま握手した。周りを見回すと、僕に対して殺気に視線が送られていた。
こうして僕と、一歩だけ早い女の子との日常が始まった。

