(チュンチュン…チュンチュン…)(チュンチュン…チュンチュン…)
「小梅様、そろそろお時間です」「わかったは…」
(カァ―ンカァ―ンカァ―ン!…ポッポーポッポーバサッ!バサバサバサ!)
響き渡る鐘の音…羽ばたく白い鳩たち
「おめでとう!おめでとう!」純白のドレスに火照る頬…今日は待ちに待った結婚式!「小梅~⁉どうした?」「小夏…、う~うん、しあわせだなって」「あらあら、泣いてますの小梅」「小梅は泣き虫にゃん」「きれい」「小梅ねー様!」「私のねー様です!」「洋式も綺麗ですわね」
「おめでとう!おめでとう!」「おめでとう!サキちゃーん!」「尻に敷かれるなよ、圭治!」「デクのボーは…」「…?…おめでとう!サキ」「あ、ありがとう…」「よし!ボー圭治を胴上げだ!」「わっしょい!」「わっ―――!――!―!…」
「だいぶ高く上がったな」「大丈夫かしら?」「あらあら、大丈夫ですわ 圭治はうちのブレインですもの」
「…デクのボーは墓にお帰り下さい」
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【都内某所】
(とある霊園で花を変え水を差し線香に火を着ける男がいた)
桜子あれから全然現れないじゃないか⁉日本は…地球はどうなっちまうんだよ…。
「消えてなくなるかもね」「桜子!」「おひさ~圭治!」「おひさ~じゃねーよ!」
「これから地球はどうなっちまうんだ!」…。「圭治も知ってるでしょ、地球のお偉いさんが選んだ道を」
「…ああ」「地球は神に見放された…圭治、わたしと一緒に来ないスキップビートに」
「ありがとう桜子…でも、いけないよ、この国を護るって刑事になった時、誓ったんだ」
そう、圭治のお父さんも刑事だった…電車の中、起きた無差別殺人で人々を護り殉職した。わたしもおじさんに憧れていたっけ…おばさんもおじさんの後を追うかのように病に倒れ亡くなってしまった…。」
「桜子…俺にも護る者が出来たんだよ」「あら、すみに置けないわね」「いやいやお前の思ってる事と違うぞ…お前が死ぬ前日俺に預けただろ…」うーん?何か預けたっけ?「おまえなー、…女子中学生!」「あんた!まさか!」「違う違う」あやしい…
「あの子は複雑な環境でな、母親に捨てられ父親と二人それなりに裕福に暮らしていたんだが、父親がなくなり親類がよってたかって相続争いをはじめたそうだ。唯一父親のスーツに入っていた財布に10万が、それを手に…その後おまえが拾ったんだろ」そうだったあの子は…「あの子の名前は春野つくし、そこそこの会社の御令嬢で一時は施設にいれたんだがなじめず、ある夜勤明けの日、おれの家の前でぼろぼろの姿で泣いていたんだ…」そう色々がんばってくれたんだ「つくしは父親の残した財産のすべてを相続放棄し施設に入ったんだが…」…?「それから?」「ああ、俺の養子になった」「やっぱりあんた!」「ちがうちがう、かわいい妹の様な存在だ!お前の様に!」あら、ふふっ嬉しい事いってくれちゃって「はじめのうちはぎこちなかったんだが、つくしの笑顔も段々と増えある日…パパって」「ぶっ!ははははっ!」パパって笑えるー!「笑うな!俺だって流石にパパってと思ったんだが…つくしをおもうとな…で、外では圭治って呼ぶようにってな」ははははっ「だよねー!外でパパっなんてよばれたら刑事が刑事に逮捕されるんじゃない!ははははっ!お腹痛ーい!」
笑いすぎだ!「コツン!」ごめんごめん…「わかったは、何かあったらわたしを呼んで」「呼ぶってどうやって?」「そのままよ…小梅様が言うにはわたしも神なんだって」「な、おまえが神ー!」「何よ!不満!」「いや、良かったなお前の願いが叶ったようなもんだな…」…そうね。「圭治!つくしの事ありがとう!それと、よろしくね!」ああ…消えやがった…。
「わすれてた!」「どわっ!」びっくりさせるなよ「なんだ?」わたしは小春に貰った銃を圭治に渡した「これは?」「魔物を倒せる銃よ!この世界では貴重なものだから今ここで圭治専用に登録して」登録してってどうやって?「銃をもって俺の物とでも願ってみれば」みればって…俺の物…『圭治の銃、登録完了!』
「この銃は魔物にしか効果ないから、人に撃っても効かない…もしかしてだけど…軽い怪我や病気なら治るかも?」かもって…「これから先、魔素に侵された人や動物、魔物で溢れかえるかも知れないけど頑張ってね!」「あ、ああがんばるよ」「何かあったらわたしを呼ぶのよ!」「わかった」…消えちまった…前にも増して綺麗になったなあいつ…幸せそうだ…。
「小春お待たせ」「あらあら、あなたひとりですの?」「…、この国を護るって刑事だから」「あらあら、なかなか男前なのね…残念ね…」そう、竜也に出会わなければわたしは…「三角関係の争いが見れなくってがっかりだわ」笑。そんなことを思っていたのか⁉恐ろべし神姉妹!「あらあら、サラ顔に出てますわよ」うっ!「そうそう、閻魔から言伝よ…」
笠々木!わたしを…刺した…「どうする?」「閻魔様にまかせるわ」思うところはある、だけど…今、わたしは幸せなのだから!
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【半年後】
「「「つくし―――!アッ―――!」」」「今、治してやる!BAN!BAN!BAN!…」「「「桜子―――!」」」…「圭治!…つくし!」「アッアッアッア―――!!!」」」
「サラ、その人が圭治さん」「はい」「その女の子の名前は⁉」「春野つくしです!」『マリーアテナ聞こえる!』『はーい!お姉~様!』『わたしのお姉ー様です!』『今、天国に春野つくしと言う魂がいったから保護して!』『わかりました!』
「小梅、あらかた周りの魔人は始末したぞ!」「ありがとう、小夏」「…小春!小春!大丈夫?」さくら姉様の大切な…「ごめんなさい、大丈夫よ…」
そうわたしが滅茶苦茶にしてしまったんだ…『小梅、違うぞ!いずれ滅びるさだめだったのじゃ』『小梅、ごめんなさい、少し動揺してしまったわ』『うん…ふたりともありがとう…?』『わたしまたしゃべっていた?』『おぬしの事はなんでもお見通しじゃ』『あらあら、わたくしの事はどうなのですか?』『…そうじゃな、お見通しじゃ!』『あらあら、あなたの見通しもあてになりませんわね』『うっ』
「さあ、戻りましょう、つくしの身体は わたしがあずかるは。圭治さんあなたにも来てもらうわ」「うっう…あなたは?」「はじめまして小梅です。あなたには地球から離れてもらいます。」


