彼岸花の花嫁〜殺し屋からの花嫁へ〜

緋花とか言う少女が店の裏に入ったあと注文するために店の人を呼んだが出てきたのは初老の男性だった。男性曰くもう退勤時間だったらしい。

(わかりやすく嘘をついたな。まあいい絶対にあの少女を見つけ出してやる)

母と二人で店を出た後、少女を調べるよう努力した。母が絵がうまかったのを幸いに使用人に見つけ出すよう命じる。九夜は執務室に入り、軍の報告書を目に通す。当主となってから忙しくなった。軍の事を見なければいけないそして受験勉強もしなくてはいけない。もう大学に行かなくてはならないと言うだけでおっくうだ。秘書が少女の報告をしに来たのは一時間後。

(遅い気もするがまあいいか。)

自分でも女性に何故か好かれているのは感じ取っていた。ただあそこまで嫌がられるのは初めてだ。そしてまた、初めて女性を美しいと思った。それが事実だった。

「例の少女、曼珠沙華 緋花の報告書です。幼い頃に両親が殺され、叔父夫婦に引き取られています。その叔父夫婦というのは九夜様が今日朝お会いした高嶺家の夫婦です。」

きょう今朝高嶺家に行ったのには、お見合いの話だった。

「あの娘は驚くだろうな」

ククッと意地悪く笑うのだった。