死にたい少女は夢の中

「クロ、シロ」
私がそう呼ぶと二人は顔を出す。
だって結局二人とも私だから。
「……」
「なんなんだろーね私たちって」
「ばからし……」
涙が溢れ出る私のそばに、シロはそっと座った。
「たすけて」
「なにがあったの」
シロが優しく問いかける。その問いかけに上手く答えられない。自分の思いが溢れ出て、言葉として出てしまう。
「こわい」
「わかんない」
「わかんないけど、こわい」
「苦しい、死にたい、消えたい」
泣きじゃくる私を見ながら、背中をさする。
「助けて」
「二人以外いない」
「誰にも言えない」
「一緒にいて」
「どこにもいかないで」
支離滅裂な言葉を羅列する。そんな私を、二人とも黙って聞いてくれる。寄り添ってくれる。
「……」
息を吸って気持ちを落ち着かせる。
「ありがと」
「落ち着いた」
「またいつでも来てよ」
シロがにっこりと笑いながら私を見送る。
「うん」
「いつでも待ってるから」
クロが無愛想にそういう。
「ありがとう」
「おやすみ」
「おやすみ」