俺しか知っていなかった倫くんの秘密を夢斗も知ってしまったらしい。
一緒に片付けをしている時に、倫くんのメガネがどこかに吹っ飛び、メガネなしの倫くんの素顔を見たようだ。
1限がないはずの夢斗が学校でプラプラしていたので、声をかけたらペラペラ話し出した。
しかも、夢斗は思いもよらぬ告白までしてきた。
「倫くん、ぼくのタイプなんだよね……」
夢斗の頬がうっすらピンク色に染まり、モジモジしている。
おいおい、どういうことだよ。
頭の中が「?」でいっぱいになった。
どういう意味だ?
「ぼく、恋愛対象が男なんだ。達ちゃんになら言ってもいいかもって」
夢斗は顔を赤らめて続けた。
「倫くんには、修理したメガネが戻ってきたら、外さないように言っておかないと」
「なんで?」
「倫くんの素顔を他人に知られたくないじゃない」
独占欲、強!!
本気なんだ……。
さらに、夢斗はご機嫌なようで、一人暮らしに至った理由も話し始めた。
当時付き合っていた同級生の彼と公園でキスしているところを、偶然通りかかった母親に見られたそうだ。
夢斗の両親は考え方が古いらしく、大学進学を機に家を追い出された、と。
学費は出すが、それ以外は自分でやり繰りしろ、と両親からお達しが出たらしい。
なるほど、それでバイトで生活費を稼ぐ必要があり、ボロアパートに住まざるを得なかったというわけか。
内部進学者の夢斗がわざわざ一人暮らしをしているのが、ずっと疑問だったのだが、その謎が解けた。
実家は裕福らしく、高校生までは何の苦労も知らず生きてきた箱入り息子のようだ。
家事もやったことがない人間がいきなり一人暮らしをしたら、あんなものなんだろう。
倫くんへの秘めた想いを知ってしまった今、夢斗の顔をまじまじと見る。
改めて見るとかわいい顔をしているじゃないか。
目はぱっちり二重でまつ毛が長く、肌はモチモチっとしている。
倫くんとはジャンルが異なるイケメンとも言える。
倫くんがスッキリシャープな顔立ちとすると、夢斗は甘めな小動物的顔立ちだ。
あのだらしなさがなければなぁ……。
着てるものに年季が入っていて、抜けてるところがあるからイケメンな雰囲気が出ていないだけで、磨けば光る原石ではある。
思いがけず、夢斗は好きな男と同居しているわけだが、倫くんはどうなんだろう?
夢斗のことをどう思っているのか?
もちろん、俺は倫くんの口からは「うんざりだ」としか聞いたことはない。
夢斗の恋の行方を見守るとしよう。
一緒に片付けをしている時に、倫くんのメガネがどこかに吹っ飛び、メガネなしの倫くんの素顔を見たようだ。
1限がないはずの夢斗が学校でプラプラしていたので、声をかけたらペラペラ話し出した。
しかも、夢斗は思いもよらぬ告白までしてきた。
「倫くん、ぼくのタイプなんだよね……」
夢斗の頬がうっすらピンク色に染まり、モジモジしている。
おいおい、どういうことだよ。
頭の中が「?」でいっぱいになった。
どういう意味だ?
「ぼく、恋愛対象が男なんだ。達ちゃんになら言ってもいいかもって」
夢斗は顔を赤らめて続けた。
「倫くんには、修理したメガネが戻ってきたら、外さないように言っておかないと」
「なんで?」
「倫くんの素顔を他人に知られたくないじゃない」
独占欲、強!!
本気なんだ……。
さらに、夢斗はご機嫌なようで、一人暮らしに至った理由も話し始めた。
当時付き合っていた同級生の彼と公園でキスしているところを、偶然通りかかった母親に見られたそうだ。
夢斗の両親は考え方が古いらしく、大学進学を機に家を追い出された、と。
学費は出すが、それ以外は自分でやり繰りしろ、と両親からお達しが出たらしい。
なるほど、それでバイトで生活費を稼ぐ必要があり、ボロアパートに住まざるを得なかったというわけか。
内部進学者の夢斗がわざわざ一人暮らしをしているのが、ずっと疑問だったのだが、その謎が解けた。
実家は裕福らしく、高校生までは何の苦労も知らず生きてきた箱入り息子のようだ。
家事もやったことがない人間がいきなり一人暮らしをしたら、あんなものなんだろう。
倫くんへの秘めた想いを知ってしまった今、夢斗の顔をまじまじと見る。
改めて見るとかわいい顔をしているじゃないか。
目はぱっちり二重でまつ毛が長く、肌はモチモチっとしている。
倫くんとはジャンルが異なるイケメンとも言える。
倫くんがスッキリシャープな顔立ちとすると、夢斗は甘めな小動物的顔立ちだ。
あのだらしなさがなければなぁ……。
着てるものに年季が入っていて、抜けてるところがあるからイケメンな雰囲気が出ていないだけで、磨けば光る原石ではある。
思いがけず、夢斗は好きな男と同居しているわけだが、倫くんはどうなんだろう?
夢斗のことをどう思っているのか?
もちろん、俺は倫くんの口からは「うんざりだ」としか聞いたことはない。
夢斗の恋の行方を見守るとしよう。

