すてたい王子とためたい王子

 その後、処分する18箱分の衣類や雑貨を2つに仕分けた。

1.未使用品はリユースショップに引き取ってもらう。
 リユースショップを検索し、引き取り依頼のボタンをタップした。

2.傷みのひどいものは自治体の回収へ
 運のいいことに明日が回収日のようだ。
 夢斗だけでは無理なので、俺も手伝う。藤野にも手伝いを頼もうと声をかけたが、用事があるとのことで断られた。

 因みに、カビの生えたバッグは残念だが捨てることにした。

 二人で手分けして、一度出した大量の衣類をダンボールに戻す。
 俺たちは一体何をしているんだ……。
 18箱分の行き先は決まった。明日には、その一部を処分できる。
 片付けの先が見えてきた。
 
 それにしても、こんなに服があるのに着ずに終わる洋服が多いことよ。
 実際に着る服は1割と言ったところか。
 処分する服を見ていたら、「洋服は着てなんぼの世界だな」と思う。
 ファッションオタクかコレクター以外は、洋服は着倒してこそ価値が生まれるのではないか。
 そう、我々一般人にとっては、服は着なければ単なる布なのだ。あくまで俺の考えだが。