黄金色の月明かりが、ロイヤルブルーの青年を鮮やかに照らし出します。
青年が月を見上げるように顔を上げると、その澄み渡る瞳の美しさに、オディールの胸はぎゅっと締め付けられました。
体の芯に燃えるような熱さを感じ、彼女と思わず背を向けて視線を逸らしてしまいます。
(……私、どうしちゃったのかしら)
『見てはいけない』と思いながらも『見つめていたい』という、不思議な葛藤が胸を揺さぶります。
大きく音を立てる胸の鼓動が、静まる森に響いてしまうのではないかと、オディールはとっさに両手で胸を押さえました。
オニキスは主の異変を察すると、不思議そうに鼻先を寄せ、彼女の顔を覗き込みます。
けれど彼女は我慢できなくなり、再び茂みの隙間からあの青年を目で追ってしまうのでした。
彼を見つめる彼女の表情は、まるで春に咲く花のように華やぎ、さっきまで冷たかった頬はその瞬間、ぽっと赤みを帯びていきます。
森を去っていくロイヤルブルーの青年を見送りながら、オディールは未だ知らぬ甘い感情に胸を打たれていました。
(素敵な人……なんてお名前なのかしら)
思わず湧き上がる愛おしさに、彼女は隣にいるオニキスをぎゅっと力強く抱きしめます。
主から伝わる初めての熱い感情に、オニキスもどこか照れくさそうに「クゥン」と甘い声を漏らすのでした。
静まり返る森。
世界が深い眠りにつこうとしていても、オディールの頭の中はあの青年のことでいっぱいでした。
青年が月を見上げるように顔を上げると、その澄み渡る瞳の美しさに、オディールの胸はぎゅっと締め付けられました。
体の芯に燃えるような熱さを感じ、彼女と思わず背を向けて視線を逸らしてしまいます。
(……私、どうしちゃったのかしら)
『見てはいけない』と思いながらも『見つめていたい』という、不思議な葛藤が胸を揺さぶります。
大きく音を立てる胸の鼓動が、静まる森に響いてしまうのではないかと、オディールはとっさに両手で胸を押さえました。
オニキスは主の異変を察すると、不思議そうに鼻先を寄せ、彼女の顔を覗き込みます。
けれど彼女は我慢できなくなり、再び茂みの隙間からあの青年を目で追ってしまうのでした。
彼を見つめる彼女の表情は、まるで春に咲く花のように華やぎ、さっきまで冷たかった頬はその瞬間、ぽっと赤みを帯びていきます。
森を去っていくロイヤルブルーの青年を見送りながら、オディールは未だ知らぬ甘い感情に胸を打たれていました。
(素敵な人……なんてお名前なのかしら)
思わず湧き上がる愛おしさに、彼女は隣にいるオニキスをぎゅっと力強く抱きしめます。
主から伝わる初めての熱い感情に、オニキスもどこか照れくさそうに「クゥン」と甘い声を漏らすのでした。
静まり返る森。
世界が深い眠りにつこうとしていても、オディールの頭の中はあの青年のことでいっぱいでした。



