怜太は勉強机に向かいながら、録画したニュース映像を目で追っていた。
画面に映っているのは、学校に直談判して私服登校を認めてもらった高校生たちのニュースだった。
映像を一時停止しては、ノートにペンを走らせる。
活動を始めたきっかけ、生徒たちを対象に行われたアンケートの結果、私服登校にすることで得られるメリット。使えそうな情報を見つけるたびに、必要な部分を書き留めていった。
「やっぱり生徒は賛成多数か」
私服登校が認められたことを喜ぶ生徒たちのインタビューが流れた。
誰もが嬉しそうな表情を浮かべ、翌日から早速私服で登校する生徒たちの姿が映し出された。
怜太はノートに目を落としながら、腕を組む。
(勝敗がお客さんの投票で決まることを考えると、圧倒的に肯定側が有利だよなあ)
ディベート甲子園とは違い、今回のディベートは文化祭特別仕様。勝敗は観客の投票によって決まる。
最初から『私服登校を認めるべきか』と問われれば、肯定側に票が集まるのは目に見えている。
(肯定側を詰めるのはほどほどにして、さっさと否定の資料を探すか)
怜太は一度ペンを置き、左足のリハビリをしながら戦略を練る。
しかしすぐに、相手が千家であることを思い出した。
(俺は馬鹿か、それを覆してくるのが千家だろうが。妥協はなしだ)
怜太は両手で頬を叩いて気持ちを切り替えると、資料集めを再開した。
画面に映っているのは、学校に直談判して私服登校を認めてもらった高校生たちのニュースだった。
映像を一時停止しては、ノートにペンを走らせる。
活動を始めたきっかけ、生徒たちを対象に行われたアンケートの結果、私服登校にすることで得られるメリット。使えそうな情報を見つけるたびに、必要な部分を書き留めていった。
「やっぱり生徒は賛成多数か」
私服登校が認められたことを喜ぶ生徒たちのインタビューが流れた。
誰もが嬉しそうな表情を浮かべ、翌日から早速私服で登校する生徒たちの姿が映し出された。
怜太はノートに目を落としながら、腕を組む。
(勝敗がお客さんの投票で決まることを考えると、圧倒的に肯定側が有利だよなあ)
ディベート甲子園とは違い、今回のディベートは文化祭特別仕様。勝敗は観客の投票によって決まる。
最初から『私服登校を認めるべきか』と問われれば、肯定側に票が集まるのは目に見えている。
(肯定側を詰めるのはほどほどにして、さっさと否定の資料を探すか)
怜太は一度ペンを置き、左足のリハビリをしながら戦略を練る。
しかしすぐに、相手が千家であることを思い出した。
(俺は馬鹿か、それを覆してくるのが千家だろうが。妥協はなしだ)
怜太は両手で頬を叩いて気持ちを切り替えると、資料集めを再開した。
