パタパタほんわか日常

 そしてわたしは商品棚へと歩いて行った。

 まず初めに本コーナー。うーん、あんまりいい本はないなぁ。単にわたしの好みの問題だけど。
 しかし一冊、小学生男児向けのマンガ雑誌をカゴに入れる。小学生の頃から愛読している、危険なおじいさんがでてきたり、消しゴムが動いてたりするマンガがあるとても面白い雑誌だ。

 次にアイスコーナー。例のごとく〇イカバーをあるだけカゴに入れる。ちなみに8本だ。

 あとはコンビニ内のイートインスペースで食べるようにパンコーナーへと足を運んだ。


「おー!メロンパン!あんぱん!お団子!?何が良いかなぁ」

思わずテンションが上がって大きな声が出る。慌てて口を押さえて周りを見たけれど、変わらずお客さんはいないようだ。レジにいる木内さんだけがにこりと笑ってわたしの方を見た。

「わたしはここのあんぱんが好きよ。餡がたっぷり詰まってて美味しいの。最近はなんでも美味しいものね。あ、もちろん朱音ちゃんが好きなものを選んでちょうだいね」

「へえ、そうなんですか!じゃああんぱんにしようかなぁ」

あんぱんを2つ取ってカゴに入れる。コンビニは本当になんでも揃ってて便利だ。

「じゃ、お会計お願いしまーす」

「はぁい。あら、相変わらずたくさんアイスを買うわね。これも備蓄用?」

「もちろんです。わたしの生命線!」

「ふふ、そうだったわね。…はい、合計2000円になります」

ぴったりだ。ニヤニヤしながらお札を2枚出し、イートインスペースに座った。

「ありがとうございます。あ、木内さん。ちょっとこちらに座って貰ってもいいですか?」

わたしが提案すると木内さんは不思議そうな顔で隣に座ってくれた。