雨寺博士と晴社助手

「最近の車はすごいな晴社君」

「そうですね雨寺博士」

「昔は車内でテレビが見れるだけでも
驚きだったが…」

「スマホと繋がっちゃいますし」

「そうなんだよ、動画も音楽も
車内で楽しめる」

「まあ、それすら少し前の話ですけどね」

「車のキーをささずにドアを開けたり
エンジンをかけるのもいまだに信じられん」

「そこっすか!?」

「うむ、鍵とは?と思う」

「かなり前からっすよソレ」

「それはそうなんだがね…はぅあ!?」

「博士!?」

「あ…ああ…」

「は、博士!?」

「ひらめき大百科!!」

「は?」

「ひらめいてしまったナリ」

「いや、ナリて…」

「大変だぞ、晴社君!」

「何がです?」

「このひらめきは市場を独占する!」

「なんかお金の香りのする響きですね」

「ああ、空前絶後!疾風怒涛…」

「で!何をひらめいたんです?」

「うむ…家だ!」

「家?」

「車と同じようにカギをささずに
家のカギを開ける」

「…いや」

「カギの形でなくてもいい
例えばカードとか…」

「あの…」

「カードをかざせば解除
もしくはカギを持っているだけで…」

「…博士」

「ボタンを押して開錠
遠隔でも開くのもアリだな…」

「博士!!」

「なんだね?まだ説明の途中だよ」

「それ既に普通に存在してます!!」

「な!?…なんということ……だ…」