雨寺博士と晴社助手

「スマホは便利だなぁ晴社君」

「そうですね雨寺博士」

「通話やメールだけじゃなく
写真や動画撮影に加工編集…」

「そうですね」

「音楽やゲーム、映画も観れるし
プログラムも書ける」

「そうですね」

「まるでPC
なんでもござれだな」

「作者は主に音楽とゲームと
執筆に使ってるらしいですよ」

「作者?…そんなことよりも
スマホに出来ないことってなんだ?」

「博士の好きな戦闘能力は皆無ですね」

「…あやうくそっち系を
ひらめくところだったよ」

「でも博士は兵器専門ではないですよね?」

「依頼はくるのだがね」

「そうなんですか!?」

「ああ、特定の行動をすると警告音鳴らす
デバイスとか信号機に自動射撃機能とか」

「信号機に射撃機能とか要ります!?」

「結構、報酬が大きいから
受けたこともあるよ」

「ええ!?」

「と言っても、
世の中に実装されてる気配はないがね
依頼者はただの物好きなのだろう」

「平和なやつ考えましょうよ」

「うむ、そうだな……はぅあ!?」

「博士!?」

「ひらめき不敗!!」

「不敗???」

「見よ!私の頭脳はひらめいている!!」

「見ても分かりませんって…」

「この発想は画期的だ!」

「そうなんですね」

「スマホの可能性をさらに拡張する!!」

「博士」

「博士ではない!マスターと呼びなさい」

「…めんどくさいぞマスター
で、何をひらめいたんです?」

「うむ、ノートPCのような
ディスプレイとキーボード一体の
ガワを作って…」

「はい」

「それ単体だとただの置き物なのだが」

「はい」

「スマホを繋ぐとノートPCになる!」

「ん?……なんか、ありそうで無い気がする」

「だがそれはオマケだ
メインはここからだ!」

「おお!」

「ノート型になるとはいえ
仕事をするのは中のスマホだ」

「そうですね」

「スマホによっては負荷が高く
発熱するかもしれない」

「そうですね」

「だから…」

「だから?」

「隣に扇風機を置く!!」

「…は?」

「風量は強風固定のシンプルなやつだ!!」

「…いや」

「スマホも効率よく冷却されるだろう」

「それ、ファン内蔵で良くないですか?」

「なぁぁあ!!そ……それだ……!」