雨寺博士と晴社助手

「大変だよ、晴社くん!!」

「突然なんすか?雨寺博士」

「気付いてしまったのだよ」

「何がですか?」

「この発見は世の中を動かす」

「何がですか?」

「これから世界が変わる様を
横で見ていたまえよ」

「だから何がですか?」

「雨が降ったら君はどうするかね?」

「家出ないっすね」

「そうじゃない!外に出なきゃいけないときは
君はそのままずぶ濡れなのか?」

「あー、傘さしますね」

「そうだろ?技術革新が目まぐるしい現代
人類はまだ傘をさしているんだ」

「はあ……」

「そして、近年の法改正により
自転車の傘さし運転は罰則が…」

「で、何を発見したんすか?」

「そう、自転車に乗る時
傘さしが危険と言われるのは
片手がふさがるからだ」

「そうですね」

「ならば、自転車に傘を固定すれば
両手でハンドルが持てるじゃないか!」

「…いや、それ」

「晴社くん!さっそく開発にとりかかろう
材料の調達からはじめてくれ!!」

「雨寺博士……それ違反です
しかも、その発想すでに100円ショップ
とかで売られてました」

「な……なんだ……と!?」