雨寺博士と晴社助手

ガチャ

「やあ」

「雨寺博士!!」

「元気しているかね晴社くん」

「なにをのんきなことを……
急に研究室にこもって
どれぐらい経ったと思ってるんですか」

「はて」

「一週間ですよ!一週間!!」

「すまんね」

「軽いっ……」

「そんなことよりも晴社くん!
閃いてしまったのだよ」

「そんなことよりもって…
閃いたってなにをですか」

「見てくれたまえ
試作品を作った」

ゴトッ

「……さっぱりわかりません
なんですこれ?」

「わからないのかね!
世紀の大発明だよこれは」

「ですから、なんですこれ?」

「これがあれば世の家庭はみな
救われるに違いない!」

「ですから、これはなんですか?」

「ふむ、そこから話せばならんか」

「……」

「試しに君、この消しゴムで
そこのメモを消してくれたまえ」

「……はい」

ゴシゴシゴシゴシ

「よしっ、スイッチオン!!」

グォォォォオオオオオオオオオオ

「なにこれ、うるさっ!」

オオオオオオオオオオオオオオオ

ズボボボボボボボボボボボ

「ほれ、どうかね?」

オオオオオオオオオオオオオオオ

「どうかねって……」

オオオオオオオオオオオオオオオ

「消しゴムのカスが綺麗になくなっただろう?
掃除機を見て閃いたのだよ」

オオオオオオオオオオオオオオオ

「……」

オオオオオオオオオオオオオオオ

「掃除機だと余計な物まで吸ってしまう
ならば吸い取り口を極限まで小さくした
アタッチメントだ!!」

オオオオオオオオオオオオオオオ

「……」

オオオオオオオオオオオオオオオ

「これで世の家庭は救われる!!」

オオオオオオオオオオオオオオオ

「雨寺博士……卓上クリーナーっていう物が
普通に売ってますよ」

オオオオオオオオオオオオオオオ

「な……なぁぁあ!?」

オオオオオオオオオオオオオオオ