その後も私たちは続きを見て回りました。イワシの大群、深海魚、クラゲ、ペンギン、ホッキョクグマ……。
「お前、今日ずっとニコニコしてるな」
「えっ」
悠介くんはランチのポテトを食べながら、突然そう言いました。
「そんな、してた……?」
「してたよ、可愛かった」
そう言うと、悠介くんはポテトを口に入れて、「このポテトうまいな」と誤魔化すように言いました。
悠介くん、また自分で言っておいて、照れてる……。
私はパタパタと手で顔をあおぎました。ですがそんな言葉にいちいち驚くほど、鈍いつもりもありませんでした。なぜって、楽しいのは本当でしたから……!
「そういえば悠介くん」
「ん……?」
「俺たち今日、一枚も写真撮ってないよね?」
私がそう言うと、悠介くんは、「あー……」と数秒停止し、
「……そういえば、そうだな」
と、無の表情で言いました。
「あ〜〜〜、せっかくいい写真が撮れそうなところ、いっぱいあったのに……」
「夢中になりすぎたな……」
そう言って悠介くんは、珍しく悔しそうな顔をしました。
でも、今からでも遅くないでしょうか……。
「今、撮る?」
「ここで?」
「ここで」
「まあ撮らないよりはいいか」
「どうやって撮ればいいんだろ」
「……あの人たちの真似してみるか?」
そうして私たちは、ポテトとともに、いわゆる自撮りというものをしました。自撮りなんてものは初めてですから、うまくカメラ位置が定まらず、何分も格闘し、腕も痛めることになり……。
何枚か撮ったところで、ようやくピントの合った写真を撮ることに成功しました。
真顔でピースする悠介くんと、腕の痛みで引き攣る笑顔の私と、ポテト。
これが、二人の最初の写真とは……!
「なんか俺たちっぽくて面白いな」
悠介くんは私のスマホを覗いて言いました。
「そうかな……」
そうだろうか……。
いや、そうかも……。
「後でそれ、全部送ってくれないか?」
「全部って?」
「ブレたやつも全部ってこと」
「ええ? なんで……」
「なんか、思い出だから」
「なにそれ……」
悠介くんがそう言うなら、送りますが……。
まあでも確かに、私だけが見返してニヤニヤするのも、フェアではありませんね。
「いいよ、後でじゃなくて、今送ってあげる」
そうして私は、悠介くんに計五枚の写真を送信しました。悠介くんはそれに対して、にっこりと笑った三毛猫のスタンプを返してくれ……。
やっぱり悠介くんの猫ちゃん、可愛い……。
「お前、今日ずっとニコニコしてるな」
「えっ」
悠介くんはランチのポテトを食べながら、突然そう言いました。
「そんな、してた……?」
「してたよ、可愛かった」
そう言うと、悠介くんはポテトを口に入れて、「このポテトうまいな」と誤魔化すように言いました。
悠介くん、また自分で言っておいて、照れてる……。
私はパタパタと手で顔をあおぎました。ですがそんな言葉にいちいち驚くほど、鈍いつもりもありませんでした。なぜって、楽しいのは本当でしたから……!
「そういえば悠介くん」
「ん……?」
「俺たち今日、一枚も写真撮ってないよね?」
私がそう言うと、悠介くんは、「あー……」と数秒停止し、
「……そういえば、そうだな」
と、無の表情で言いました。
「あ〜〜〜、せっかくいい写真が撮れそうなところ、いっぱいあったのに……」
「夢中になりすぎたな……」
そう言って悠介くんは、珍しく悔しそうな顔をしました。
でも、今からでも遅くないでしょうか……。
「今、撮る?」
「ここで?」
「ここで」
「まあ撮らないよりはいいか」
「どうやって撮ればいいんだろ」
「……あの人たちの真似してみるか?」
そうして私たちは、ポテトとともに、いわゆる自撮りというものをしました。自撮りなんてものは初めてですから、うまくカメラ位置が定まらず、何分も格闘し、腕も痛めることになり……。
何枚か撮ったところで、ようやくピントの合った写真を撮ることに成功しました。
真顔でピースする悠介くんと、腕の痛みで引き攣る笑顔の私と、ポテト。
これが、二人の最初の写真とは……!
「なんか俺たちっぽくて面白いな」
悠介くんは私のスマホを覗いて言いました。
「そうかな……」
そうだろうか……。
いや、そうかも……。
「後でそれ、全部送ってくれないか?」
「全部って?」
「ブレたやつも全部ってこと」
「ええ? なんで……」
「なんか、思い出だから」
「なにそれ……」
悠介くんがそう言うなら、送りますが……。
まあでも確かに、私だけが見返してニヤニヤするのも、フェアではありませんね。
「いいよ、後でじゃなくて、今送ってあげる」
そうして私は、悠介くんに計五枚の写真を送信しました。悠介くんはそれに対して、にっこりと笑った三毛猫のスタンプを返してくれ……。
やっぱり悠介くんの猫ちゃん、可愛い……。
