電車に少し乗り、スマホのマップを見ながら少し歩いて、少し迷い、それから、少し早い時間にお店につきました。
「早めに出てよかったな」
「うん、もうちょっと遅かったら遅刻してたかも」
「迷ったもんな」
「ね。この辺の地理、ちょっと難しいよ」
そんなことを言っていたらちょうどいい時間になり、私たちはお店の中へ案内されました。パンケーキの甘い匂いがふわりと広がります。ベージュと茶色の可愛らしくもおしゃれな内装で……私にとっては、ほぼ異空間でした。
「なんか、かわいいところだな……」
「そうだね……」
「あれ思い出すな……なんか幼稚園の時……」
「うん」
「動物園で、初めてうさぎを抱いたの……」
「……なんで??」
「いや、なんつうか、可愛くて柔らかいものを壊さないように……みたいな……」
「なにそれ……」
悠介くん、やっぱり比喩がかなり変です。
「なんか、いいなここ」
悠介くんはメニューも開いていないのに、身体をソワソワさせています。
「そうだね……」
今からそんなのでは、パンケーキが来たらもっと楽しくなってしまうのではないでしょうか……。
私たちは濃い茶色のメニューを開きました。これも内装と同じく、なんとも可愛らしい……。
「結構色々あるんだね……」
「このフルーツがいっぱい乗ってるやつとか、うまそうだな……」
「まあ俺は、この期間限定のチョコのやつにするんだけどね」
私はメニューの一番大きな写真を指差しました。悠介くんは「だよな」と言って、再びメニューに視線を落としました。それでも悠介くんはまだ迷っているようで、
「俺もチョコのやつにするつもりだったんだけどな……このフルーツのやつ……」
とブツブツ言っています。
「フルーツのやつ、気になるの?」
「ああ……でも、そのチョコのやつも……」
「じゃ、じゃあさ」
一口食べない?
……なんて、そんな提案して良いのでしょうか?
……。
……いいですよね、悠介くんなら!
「一口あげる」
言っちゃった。
すると悠介くんは「いいのか……!?」と、パッと顔を輝かせました。
可愛い。
「いいよ」
私はニヤニヤを抑えきれず、笑った顔で言いました。
そうして店員さんに注文し(悠介くんはメニュー名でちょっと噛んでいました)、待っている間に、悠介くんがお水を取ってきてくれました。
「なんかレモンの味する?」
「そういえばレモン浮いてたな」
「俺こういうの飲んだことないな」
「俺も。うまいなこれ」
「早めに出てよかったな」
「うん、もうちょっと遅かったら遅刻してたかも」
「迷ったもんな」
「ね。この辺の地理、ちょっと難しいよ」
そんなことを言っていたらちょうどいい時間になり、私たちはお店の中へ案内されました。パンケーキの甘い匂いがふわりと広がります。ベージュと茶色の可愛らしくもおしゃれな内装で……私にとっては、ほぼ異空間でした。
「なんか、かわいいところだな……」
「そうだね……」
「あれ思い出すな……なんか幼稚園の時……」
「うん」
「動物園で、初めてうさぎを抱いたの……」
「……なんで??」
「いや、なんつうか、可愛くて柔らかいものを壊さないように……みたいな……」
「なにそれ……」
悠介くん、やっぱり比喩がかなり変です。
「なんか、いいなここ」
悠介くんはメニューも開いていないのに、身体をソワソワさせています。
「そうだね……」
今からそんなのでは、パンケーキが来たらもっと楽しくなってしまうのではないでしょうか……。
私たちは濃い茶色のメニューを開きました。これも内装と同じく、なんとも可愛らしい……。
「結構色々あるんだね……」
「このフルーツがいっぱい乗ってるやつとか、うまそうだな……」
「まあ俺は、この期間限定のチョコのやつにするんだけどね」
私はメニューの一番大きな写真を指差しました。悠介くんは「だよな」と言って、再びメニューに視線を落としました。それでも悠介くんはまだ迷っているようで、
「俺もチョコのやつにするつもりだったんだけどな……このフルーツのやつ……」
とブツブツ言っています。
「フルーツのやつ、気になるの?」
「ああ……でも、そのチョコのやつも……」
「じゃ、じゃあさ」
一口食べない?
……なんて、そんな提案して良いのでしょうか?
……。
……いいですよね、悠介くんなら!
「一口あげる」
言っちゃった。
すると悠介くんは「いいのか……!?」と、パッと顔を輝かせました。
可愛い。
「いいよ」
私はニヤニヤを抑えきれず、笑った顔で言いました。
そうして店員さんに注文し(悠介くんはメニュー名でちょっと噛んでいました)、待っている間に、悠介くんがお水を取ってきてくれました。
「なんかレモンの味する?」
「そういえばレモン浮いてたな」
「俺こういうの飲んだことないな」
「俺も。うまいなこれ」
