お弁当の時間、いつものように、悠介くんはお弁当を持ってやってきました。そうして小さな声で、
「朝の大丈夫だったか?」
と聞いてきましたが、私は、
「大丈夫……みんなおめでとうって言ってくれたし……」
と、答えました。あんな感じではありましたが、祝福は祝福ですし……。
……まあ、それはいいのです。
私と悠介くんはお弁当を食べながら、早速、デートの予定について話しました。女子たちの助言通り、行くのはパンケーキか水族館のどちらか片方だけです。どちらを最初にするのがいいだろう……というところが決まらなかったので、結局はジャンケンで決めました。私が勝ったらパンケーキにするという謎のルールです。そうして結局私が勝ったので、最初のおでかけはパンケーキになりました。
「予約ってした方がいいのか?」
「できるならした方がいいんじゃないかな」
「お、ここから予約できる」
「あ、じゃあ、しちゃおう」
悠介くんのスマホを覗き込みながら、二人で予約の操作をしていきます。
「本当に人気なんだね、ほとんど埋まってるよ」
「俺らギリギリだったんじゃね?」
「そうかも……」
ふと目線をあげると、いつものお弁当より、ずっと近くに、悠介くんの目がありました。
まつ毛、長い……。
綺麗……。
「……ん? どうした?」
「あっ……!」
私は急いで、パッと顔を離しました。
「ごめんなんか見ちゃった!」
「あ、おう……」
「なんか近くて、綺麗だなって……」
「え……」
「だってほら、キスの時はそれどころじゃなくて、悠介くんのことちゃんと見られるって感じじゃなかったから……」
「おい」
「?」
「学校でその単語はまずいぞ!」
「あっ」
私が咄嗟に周りを確認しようとすると、「見るな」と悠介くんから強い制止がかかりました。
「今見たら、終わるぞ……!」
「う、うん……!」
何それ……と思いつつ、意味はちゃんとわかっていました。要は今、周りはキスという単語に驚きの目を向けており、その視線に耐えられるか? といえば、きっと私は耐えられない。だからそもそもその視線の存在を見なければいいということです。……ですよね、悠介くん!?
であれば、今は悠介くんだけに集中するのです。悠介くん。今、私は、悠介くんだけの世界にいるのです。
……。
今の、相当にロマンチックでは?
「朝の大丈夫だったか?」
と聞いてきましたが、私は、
「大丈夫……みんなおめでとうって言ってくれたし……」
と、答えました。あんな感じではありましたが、祝福は祝福ですし……。
……まあ、それはいいのです。
私と悠介くんはお弁当を食べながら、早速、デートの予定について話しました。女子たちの助言通り、行くのはパンケーキか水族館のどちらか片方だけです。どちらを最初にするのがいいだろう……というところが決まらなかったので、結局はジャンケンで決めました。私が勝ったらパンケーキにするという謎のルールです。そうして結局私が勝ったので、最初のおでかけはパンケーキになりました。
「予約ってした方がいいのか?」
「できるならした方がいいんじゃないかな」
「お、ここから予約できる」
「あ、じゃあ、しちゃおう」
悠介くんのスマホを覗き込みながら、二人で予約の操作をしていきます。
「本当に人気なんだね、ほとんど埋まってるよ」
「俺らギリギリだったんじゃね?」
「そうかも……」
ふと目線をあげると、いつものお弁当より、ずっと近くに、悠介くんの目がありました。
まつ毛、長い……。
綺麗……。
「……ん? どうした?」
「あっ……!」
私は急いで、パッと顔を離しました。
「ごめんなんか見ちゃった!」
「あ、おう……」
「なんか近くて、綺麗だなって……」
「え……」
「だってほら、キスの時はそれどころじゃなくて、悠介くんのことちゃんと見られるって感じじゃなかったから……」
「おい」
「?」
「学校でその単語はまずいぞ!」
「あっ」
私が咄嗟に周りを確認しようとすると、「見るな」と悠介くんから強い制止がかかりました。
「今見たら、終わるぞ……!」
「う、うん……!」
何それ……と思いつつ、意味はちゃんとわかっていました。要は今、周りはキスという単語に驚きの目を向けており、その視線に耐えられるか? といえば、きっと私は耐えられない。だからそもそもその視線の存在を見なければいいということです。……ですよね、悠介くん!?
であれば、今は悠介くんだけに集中するのです。悠介くん。今、私は、悠介くんだけの世界にいるのです。
……。
今の、相当にロマンチックでは?
