次の月曜日、私は上機嫌で、ふんふんと鼻歌を歌いたくなるのを我慢しながら登校しました。カバンには新品のクリアファイルと、A4三枚の印刷した資料が入っていました。いつもより少しだけ、カバンが重い気がします!
教室に入ると、すでに悠介くんは席にいました。悠介くんはすぐに私を見つけて、小さく控えめに手を上げました。私は手を振ると、早速荷物を置いて、クリアファイルとともに悠介くんの席に向かいました。悠介くんは立ち上がりかけていましたが、「そっち行くよ」と私が言うと、そろりと座り直しました。
「あ、りっちゃん先生だ。おはよ〜」
途中で女子に「おはよう」と手を振り、それから、悠介くんに向かってもう一度、「おはよう」と言いました。
「お前、女子と馴染んでるな」
「えっ、そう……?」
「なんか見てて微笑ましい」
「微笑ましい……!?」
「なんか、かわいい」
そう言って悠介くんは、頬杖をついてふっと笑いました。なんですかそれ……!
「それより、その紙……」
「ああ、これ、印刷してきた資料だよ」
「資料……!?」
「ちょっと楽しくなっちゃって、いっぱい書いちゃったんだけど……でも、遊びに行く場所の候補とメリットまとめただけだから……」
「すげえ……!」
悠介くんは珍しく、わかりやすく目をキラキラさせていました。もしかして、仕事ができる人間だと思ってもらえた……!?
私は飛び上がりたくなるのを必死に抑えて、控えめに「えへ」とだけ笑うと、紙を出して、指差しながら、水族館、遊園地、プラネタリウム、美術館、神社、公園、動物園、ショッピングモール、食べ歩き、猫カフェ……と、順に説明していきました。悠介くんは真剣な顔で聞いてくれ、時折、「これいいな」「やってみたい」「こんなのもあるんだな」とコメントしてくれました。
喜んで、くれている……!?
「っ〜〜〜!!」
ああ!! 嬉しい!!
「なんか、全部楽しそうで迷うな……」
「そっ、そうだよね……俺も、どれがいいか決められなくて……」
「全部やろうぜ」
「えっ」
なんですかその提案。
「そんな贅沢なこと、いいの?」
「いいだろ、俺は全部やりたいけど」
……。
いいんですか、そんなこと!?
「リスト、すごい長いけど……」
「別にいいだろ」
「悠介くんがいいなら……俺もやりたい」
「じゃあまずは一番上の、水族館から行くか」
「うっ、うん!」
「あとさ……」
「うん?」
「俺も一応考えてきたんだけど……」
「……?」
そう言うと悠介くんはポケットからスマホを取り出し、少しばかり操作して、
「これとかどうかと思ったんだけど」
と、デカデカとしたホイップと大量のチョコレートソースがかかった、可愛らしくも凶悪なパンケーキを出してきました。赤いベリーも乗っていて、下側のパンケーキなんかは黄色くふんわりとしていて、正直、かなり美味しそうです。
「こ、これって……?」
「パンケーキ」
「それは見ればわかる……」
「なんか有名な? カフェのやつで、期間限定らしくて……」
「へぇ……」
「お前チョコレート好きだったよなと思って……」
「うん……」
「あとこれ、店の画像。なんか雰囲気もよくねって思って……」
「うん……!」
「どうだろ……?」
「うん……!!」
ああ悠介くん、あなたはなんて人なのでしょう!
「俺、これすごく行ってみたい……!」
「本当か……!?」
そう言うと悠介くんはパァッと顔を輝かせて、ほんのりとほっぺを赤くさせました。か、かわいい!?
「じゃあ最初のおでかけは、パンケーキと水族館にしよ!」
「ああ、そうだな」
悠介くんは、小さく笑いました。ああ……嬉しい!
教室に入ると、すでに悠介くんは席にいました。悠介くんはすぐに私を見つけて、小さく控えめに手を上げました。私は手を振ると、早速荷物を置いて、クリアファイルとともに悠介くんの席に向かいました。悠介くんは立ち上がりかけていましたが、「そっち行くよ」と私が言うと、そろりと座り直しました。
「あ、りっちゃん先生だ。おはよ〜」
途中で女子に「おはよう」と手を振り、それから、悠介くんに向かってもう一度、「おはよう」と言いました。
「お前、女子と馴染んでるな」
「えっ、そう……?」
「なんか見てて微笑ましい」
「微笑ましい……!?」
「なんか、かわいい」
そう言って悠介くんは、頬杖をついてふっと笑いました。なんですかそれ……!
「それより、その紙……」
「ああ、これ、印刷してきた資料だよ」
「資料……!?」
「ちょっと楽しくなっちゃって、いっぱい書いちゃったんだけど……でも、遊びに行く場所の候補とメリットまとめただけだから……」
「すげえ……!」
悠介くんは珍しく、わかりやすく目をキラキラさせていました。もしかして、仕事ができる人間だと思ってもらえた……!?
私は飛び上がりたくなるのを必死に抑えて、控えめに「えへ」とだけ笑うと、紙を出して、指差しながら、水族館、遊園地、プラネタリウム、美術館、神社、公園、動物園、ショッピングモール、食べ歩き、猫カフェ……と、順に説明していきました。悠介くんは真剣な顔で聞いてくれ、時折、「これいいな」「やってみたい」「こんなのもあるんだな」とコメントしてくれました。
喜んで、くれている……!?
「っ〜〜〜!!」
ああ!! 嬉しい!!
「なんか、全部楽しそうで迷うな……」
「そっ、そうだよね……俺も、どれがいいか決められなくて……」
「全部やろうぜ」
「えっ」
なんですかその提案。
「そんな贅沢なこと、いいの?」
「いいだろ、俺は全部やりたいけど」
……。
いいんですか、そんなこと!?
「リスト、すごい長いけど……」
「別にいいだろ」
「悠介くんがいいなら……俺もやりたい」
「じゃあまずは一番上の、水族館から行くか」
「うっ、うん!」
「あとさ……」
「うん?」
「俺も一応考えてきたんだけど……」
「……?」
そう言うと悠介くんはポケットからスマホを取り出し、少しばかり操作して、
「これとかどうかと思ったんだけど」
と、デカデカとしたホイップと大量のチョコレートソースがかかった、可愛らしくも凶悪なパンケーキを出してきました。赤いベリーも乗っていて、下側のパンケーキなんかは黄色くふんわりとしていて、正直、かなり美味しそうです。
「こ、これって……?」
「パンケーキ」
「それは見ればわかる……」
「なんか有名な? カフェのやつで、期間限定らしくて……」
「へぇ……」
「お前チョコレート好きだったよなと思って……」
「うん……」
「あとこれ、店の画像。なんか雰囲気もよくねって思って……」
「うん……!」
「どうだろ……?」
「うん……!!」
ああ悠介くん、あなたはなんて人なのでしょう!
「俺、これすごく行ってみたい……!」
「本当か……!?」
そう言うと悠介くんはパァッと顔を輝かせて、ほんのりとほっぺを赤くさせました。か、かわいい!?
「じゃあ最初のおでかけは、パンケーキと水族館にしよ!」
「ああ、そうだな」
悠介くんは、小さく笑いました。ああ……嬉しい!
