「俺、このコンビニ来るの、初めてだわ……」
コンビニの前で、悠介くんは言いました。私が「初めて……?」と目を瞬かせると、悠介くんは、「ああ、初めてだ」と、なぜか自信ありげに言いました。
「でもここ、普通に学校の通り道だよね?」
「コンビニに来る用事なんかねえから……」
「朝ごはん食べはぐった時とか、お弁当持ってきてない時とか、普通にお腹空いた時とか……」
「そういうのはないからな……」
「へえ……」
私が再び目を瞬かせると、悠介くんは「言っとくけど、コンビニ自体は行ったことあるからな」と謎の強調をして、「入ろうぜ」と、先にドアの中に入っていきました。あ、待って!
「お前、何買う?」
そう言いながら、悠介くんは入ってすぐに右に曲がり、なぜか日用品の棚を経由してから、遠回りしてアイスのコーナーに辿り着きました。あ、本当に慣れていないっぽい……。
「悠介くんは?」
「まだ迷ってる……お前は?」
「俺は……これにしようかな」
そう言って私が手を伸ばすと、悠介くんは、「それ……」と呟きました。
「ん?」
「ああ、いや、なんでもない」
「……?」
「いやお前、前もチョコのアイス買ってたから……」
「……!」
覚えられていた!
「そっ、そう! 俺、チョコ好きなんだ!」
「じゃあ俺もチョコにしようかな……」
「なんで!?」
「なんで……!?」
悠介くんの反応に、私は自分で「今何を言った!?」とびっくりしてしまい、急いでコホンと咳払いをしました。それから、「いや、悠介くんは悠介くんの好きなもの買った方がいいよって思ったから」と言い、その直後に、今の言い方はなんだかまずかった気がするなと、「悠介くんが食べたいなら、チョコでも全然、何も問題はないけど……」と、付け足して、さらにわけがわからなくなってしまいました。
悠介くんはそれを見てふっと笑うと、「俺もチョコ食いたいから、大丈夫だよ」と言ってくれました。それで私は少しだけドギマギしてしまい、少しだけ目を逸らして「悠介くんは、チョコ好きなの?」と聞きました。そうしたら、「よくわかんねえな……」と返されました。
「よくわかんないのに選ぶの……?」
「お前が食ってるの見て気になったから……」
「そうなの……?」
「お前、めちゃくちゃうまそうに食ってたから……」
……。
「……そうだった!?」
「ああ」
そう言って、悠介くんは同じアイスを手に取りました。悠介くんはなんでもないように言いましたが……食べるという無防備な姿を見られているというのは、恥ずかしいものです!
「他になんか買うか?」
「いや……俺はアイスだけでいいかな……」
「俺もいいかな……」
そうして二人で会計を済ませると、外に出て、早速アイスの袋を開けました。悠介くんの様子をチラリと見てから、食べるねと小声で言い、アイスを口に入れました。
美味しい。
程よい甘さが口の中に溶けていき……やはりチョコレートとは良いものです。
隣を見ると、悠介くんもアイスに集中しているようでした。私が「おいしい?」と聞くと、「うまい」とのことでした。そうしてそのまま、私たちはペロリと完食してしまいました。アイスに集中していたので、会話はありませんでした。
「ゴミは……」
「あっ、あそこにゴミ箱あるよ」
そうして私たちはアイスを食べ、ゴミを捨てたところで……、
「コンビニでアイスって、こういう感じでよかったのかな?」
「知らねえ、楽しかったんならなんでもいいんじゃねえの」
「俺は楽しかったよ」
「俺も」
「……」
「……」
「ねぇ、このあとどうしようか」
「……とりあえず公園とか行くか?」
「いいと思う」
と、近所の公園に行くことになりました。
そして……、
「今日はいやに子供が多いな」
「イベントでもあったのかな」
「かもな……」
「……」
「……」
「……」
「……俺んち来る?」
「……行く」
悠介くんの家に行くことになりました。
コンビニの前で、悠介くんは言いました。私が「初めて……?」と目を瞬かせると、悠介くんは、「ああ、初めてだ」と、なぜか自信ありげに言いました。
「でもここ、普通に学校の通り道だよね?」
「コンビニに来る用事なんかねえから……」
「朝ごはん食べはぐった時とか、お弁当持ってきてない時とか、普通にお腹空いた時とか……」
「そういうのはないからな……」
「へえ……」
私が再び目を瞬かせると、悠介くんは「言っとくけど、コンビニ自体は行ったことあるからな」と謎の強調をして、「入ろうぜ」と、先にドアの中に入っていきました。あ、待って!
「お前、何買う?」
そう言いながら、悠介くんは入ってすぐに右に曲がり、なぜか日用品の棚を経由してから、遠回りしてアイスのコーナーに辿り着きました。あ、本当に慣れていないっぽい……。
「悠介くんは?」
「まだ迷ってる……お前は?」
「俺は……これにしようかな」
そう言って私が手を伸ばすと、悠介くんは、「それ……」と呟きました。
「ん?」
「ああ、いや、なんでもない」
「……?」
「いやお前、前もチョコのアイス買ってたから……」
「……!」
覚えられていた!
「そっ、そう! 俺、チョコ好きなんだ!」
「じゃあ俺もチョコにしようかな……」
「なんで!?」
「なんで……!?」
悠介くんの反応に、私は自分で「今何を言った!?」とびっくりしてしまい、急いでコホンと咳払いをしました。それから、「いや、悠介くんは悠介くんの好きなもの買った方がいいよって思ったから」と言い、その直後に、今の言い方はなんだかまずかった気がするなと、「悠介くんが食べたいなら、チョコでも全然、何も問題はないけど……」と、付け足して、さらにわけがわからなくなってしまいました。
悠介くんはそれを見てふっと笑うと、「俺もチョコ食いたいから、大丈夫だよ」と言ってくれました。それで私は少しだけドギマギしてしまい、少しだけ目を逸らして「悠介くんは、チョコ好きなの?」と聞きました。そうしたら、「よくわかんねえな……」と返されました。
「よくわかんないのに選ぶの……?」
「お前が食ってるの見て気になったから……」
「そうなの……?」
「お前、めちゃくちゃうまそうに食ってたから……」
……。
「……そうだった!?」
「ああ」
そう言って、悠介くんは同じアイスを手に取りました。悠介くんはなんでもないように言いましたが……食べるという無防備な姿を見られているというのは、恥ずかしいものです!
「他になんか買うか?」
「いや……俺はアイスだけでいいかな……」
「俺もいいかな……」
そうして二人で会計を済ませると、外に出て、早速アイスの袋を開けました。悠介くんの様子をチラリと見てから、食べるねと小声で言い、アイスを口に入れました。
美味しい。
程よい甘さが口の中に溶けていき……やはりチョコレートとは良いものです。
隣を見ると、悠介くんもアイスに集中しているようでした。私が「おいしい?」と聞くと、「うまい」とのことでした。そうしてそのまま、私たちはペロリと完食してしまいました。アイスに集中していたので、会話はありませんでした。
「ゴミは……」
「あっ、あそこにゴミ箱あるよ」
そうして私たちはアイスを食べ、ゴミを捨てたところで……、
「コンビニでアイスって、こういう感じでよかったのかな?」
「知らねえ、楽しかったんならなんでもいいんじゃねえの」
「俺は楽しかったよ」
「俺も」
「……」
「……」
「ねぇ、このあとどうしようか」
「……とりあえず公園とか行くか?」
「いいと思う」
と、近所の公園に行くことになりました。
そして……、
「今日はいやに子供が多いな」
「イベントでもあったのかな」
「かもな……」
「……」
「……」
「……」
「……俺んち来る?」
「……行く」
悠介くんの家に行くことになりました。
