夜の九時頃だったでしょうか。私はベッドに寝転がって、ぼんやりとノートを眺めていました。
「五十嵐くんに、褒められた……」
例の、雲の絵です。
「これ、まだ途中なんだよな……」
本当の本当に完成したら、五十嵐くんは何を言うでしょうか。
……。
いや、なんで五十嵐くん?
「勉強しよう、勉強……」
集中して、今日のことは一旦忘れよう……。
絵のことは、頭から追い出そう……。
そうして私は、物理の問題集を開きました。
……集中できません。
仕方なく物理を閉じて、代わりに化学の問題集を開きました。
……集中できません。
今度は代わりに英語を……集中できません。
「……」
気づけば私は、例の青いノートを開いていました。描き込んで、描き込んで、描き込んで……納得のいく雲が出来上がった頃には、深夜の二時をまわっていました。
「うそ」
私は急いで電気を消し、ベッドにもぐり込みました。
早く寝なければ。
寝不足なんてものに、私は慣れていません!
私は固く目を閉じました。そうして寝よう寝ようと念じましたが……妙に目が冴えて、結局は起き出してしまいました。すっかり絵を描き切って雲に満足していた私は、今度こそ物理の問題集を開いて、気がつけば、朝の五時になっていました。
「五十嵐くんに、褒められた……」
例の、雲の絵です。
「これ、まだ途中なんだよな……」
本当の本当に完成したら、五十嵐くんは何を言うでしょうか。
……。
いや、なんで五十嵐くん?
「勉強しよう、勉強……」
集中して、今日のことは一旦忘れよう……。
絵のことは、頭から追い出そう……。
そうして私は、物理の問題集を開きました。
……集中できません。
仕方なく物理を閉じて、代わりに化学の問題集を開きました。
……集中できません。
今度は代わりに英語を……集中できません。
「……」
気づけば私は、例の青いノートを開いていました。描き込んで、描き込んで、描き込んで……納得のいく雲が出来上がった頃には、深夜の二時をまわっていました。
「うそ」
私は急いで電気を消し、ベッドにもぐり込みました。
早く寝なければ。
寝不足なんてものに、私は慣れていません!
私は固く目を閉じました。そうして寝よう寝ようと念じましたが……妙に目が冴えて、結局は起き出してしまいました。すっかり絵を描き切って雲に満足していた私は、今度こそ物理の問題集を開いて、気がつけば、朝の五時になっていました。
