目が覚めるとそこは病院の真っ白な天井……ではなかった。そうだ。今回は病院の麻酔ではなく、愛と訪れたラブホテルで意識が途絶えたのだった。
しかし、病院じゃなくとも目に映る天井は、非常に見覚えのあるそれだった。
ここは僕の部屋だ。どうやら僕は狭い城の牢獄に戻ってきてしまったらしい。
「緊急停止スイッチは、普通に生活していては絶対触れないような場所に付いているの……あなたたちがどこでなにをしていたのかについては、あえて聞かないわ」
「すみません。そうしてもらえると助かります……」
愛と……母さん? 完全に混ぜるな危険の取り合わせに加え、緊急停止スイッチ?
いったい、なんの話をしているんだ。なんの……胸騒ぎを通り越して激しい動悸が襲い来る。
僕は目覚めたのを悟られないよう、震えそうな息を口内にとどめ、もう一度目を閉じた。
「あなた、この子とお付き合いしているそうね? それは全て知ったうえ、覚悟のうえってことでいいのかしら?」
「はい、もちろんです。賢太さんがAIを搭載したアンドロイドだということも……17歳までしか生きられないことも、わかったうえで近づきました。好きなので」
「そう。なら私は、ずいぶんと余計なお世話を焼いてしまったようね」
「そうですね。お母さまにもなにかしら事情があったとは理解してますけど……正直、転校に関しては許してません」
「……ごめんなさい。申し開きするつもりはないわ」
……待て。本当に、なんの話をしている?
僕が、AI? アンドロイド?
ここまではギリギリ、本当にギリギリだけど、理解できる。
……17歳までしか生きられない、って?
しかし、病院じゃなくとも目に映る天井は、非常に見覚えのあるそれだった。
ここは僕の部屋だ。どうやら僕は狭い城の牢獄に戻ってきてしまったらしい。
「緊急停止スイッチは、普通に生活していては絶対触れないような場所に付いているの……あなたたちがどこでなにをしていたのかについては、あえて聞かないわ」
「すみません。そうしてもらえると助かります……」
愛と……母さん? 完全に混ぜるな危険の取り合わせに加え、緊急停止スイッチ?
いったい、なんの話をしているんだ。なんの……胸騒ぎを通り越して激しい動悸が襲い来る。
僕は目覚めたのを悟られないよう、震えそうな息を口内にとどめ、もう一度目を閉じた。
「あなた、この子とお付き合いしているそうね? それは全て知ったうえ、覚悟のうえってことでいいのかしら?」
「はい、もちろんです。賢太さんがAIを搭載したアンドロイドだということも……17歳までしか生きられないことも、わかったうえで近づきました。好きなので」
「そう。なら私は、ずいぶんと余計なお世話を焼いてしまったようね」
「そうですね。お母さまにもなにかしら事情があったとは理解してますけど……正直、転校に関しては許してません」
「……ごめんなさい。申し開きするつもりはないわ」
……待て。本当に、なんの話をしている?
僕が、AI? アンドロイド?
ここまではギリギリ、本当にギリギリだけど、理解できる。
……17歳までしか生きられない、って?
