「葵なんか最近つまんないかも」
うそ…
「それな、もっと面白い話ししてよ」
嘘だ、、こんなはずじゃないのに…
頭を悩ませた末出てきた答えが来栖だった
そうだ来栖、来栖に
途端にそう思い俺は来栖の元へ走った、すると来栖はいつもと違って俺を嘲笑うような見下すような顔をして口を開いた。
「だから言っただろ、お前おもんないって、そういう下手な嘘っていつかバレんの?分かる?笑」
どうして皆こんな急に…
言葉が出なかった。悲しみよりも失望よりも何よりも先にやってきたのは絶望だった
自分自身の存在意義が全会一致で掻き消されたような気がした、少数派の意見なんて無いかのように。
「後、仲良くしたいってのも嘘だから、素直に喜んでて良かったよ笑笑じゃーね」
そう手を振り返ってはらっと手を振る来栖。
呼吸が浅くなるのが分かる、上手く吸おうとしても途中でそれを遮ってくるものがある。
助けて…誰か、、、
「、、、っは…!!」
周りを見渡すとベッドの中で布団に包まれていた。これほど最悪な目覚めはあるだろうか
でも心無しか夢で良かったと安心する自分がいた。
時間確認のため時計をバッと見上げるといつもの1時間も早く起きてしまった。
これから寝るのもありだったがまた同じ夢を見てしまうのでは、と心配で寝ることさえも億劫に感じた。
何よりも気が上がらない、俺はその日学校を休むことを決意した。
授業に遅れるがそれどころでは無かった。
ついて行けない云々より怖い、あれが正夢だと思うと怖くて学校への恐怖が募る。分かってる皆そんな事思ってないって自分が一番分かってる、、、、でも…
考えれば考える程皆が敵に見えてくる。終いには来栖が裏で操ってるのではとか…
俺ってやっぱり最低だな…
自分の不甲斐なさに自己嫌悪していると兄の翠がやってきた。
「さっきメールに学校休むって入れてたけど大丈夫?体調悪い?」
「悪夢見ちゃって…気分上がらないなって」
凄く心配している顔だ、俺もこんな表情豊かになれればな…俺はこんなところでも羨ましく思ってしまうらしい。
情けない。
そんな表情を読み取ったのか
「そっかそっか、俺もたまに見ることあるけどすっげぇ気分下がるよね、今日は兄からの大サービスとして好きなもの買ってきてやる!何でも言ってみな!!」
そう言いながらドーンと構える兄がとても偉大に見えた。
今なら甘えても良いかもって思えた。
「プリン、プリン食べたい」
「そんなので良いのか?」
「ステーキとかローストビーフとか言うと思った」と驚きつつもふざけている兄が面白く笑ってしまった。
「あ、やっと笑った!!さっきから顔ズーンって感じで兄ちゃんめちゃくちゃ心配したんだからな!」
怒りながらも優しい愛情が見える。学校を休んだのはいつぶりかなんてわからなかったが休んでよかったと思った一瞬だった。
いつもこんな自然に笑えたらな
✿
笑顔や笑う事について考えないようといつもとは他のことをして時間を潰し、学校の皆が帰る頃ぐらいだろうか
ピンポーン
とインターホンがなった
宅急便かと思った俺は、は~いといつものテンションで出た。
「橘葵くんいますか」
そこには明らか帰宅中ですって感じの来栖がいた、
「宅配便でーす」と来ると期待していた俺は予期せぬ言葉にへ、と言葉を漏らした。
先程の悪夢が頭によぎり良い返事を返すことを憚られた。
「いる、けど…」
俺の顔が見えないおかげか驚いたと受け取ってくれたのかいつもの声色で来栖は返した。
「先生がこの前保健室連れて行ったとかなんとかで配布物持っていってやれって」
「な、なるほど、、」
これは納得の理由だと思いガチャっと扉を開けた。
「先生、体調悪いって言ってたけど大丈夫?」
申し訳ない事に顔を見るとこが出来ず、下を向いて頷くことしか出来なかった
「うん、」
顔を上げない俺を不思議に思ったのか、顔を覗き込んで
「まだ元気ない感じ?」
目の前いっぱいにイケメンが広がる、眩しい過ぎるだろ…
「元気ある、あるから」
来栖の顔を押しのけるようにして言った。これを直視したら流石に消滅していく気が、、
押しのけられて少ししょんぼりとした顔を見せた来栖。
え、すっごい犬…
「全然俺の顔見てくれねーじゃん」
しょぼんとするかと思ったら「見えてるー?」と俺の前で変な動きをする来栖。
めちゃくちゃに笑いそう…やばい、、
「、っ見えてるから」
「笑ったので俺の勝ちWINNER〜てかさ明日学校来る?来てくれたら俺が喜ぶ。」
テンション感むっず。
俺は少し悩んだがこんなにも待ってくれている人がいるなら、と思い
「元気なら行く、、」
そう言った。
「お、まじ?なら待ってる。」
来栖はそんな調子で帰っていった。ほんと嵐みたいなやつだ…
思ってた以上に来栖は優しく悪夢で成形された彼とは全くの別だと本能が訴えてくるのが分かる。
そんな嵐に巻き込まれた俺だが朝見た悪夢も一緒に去っていったような気がした。
良くも悪くもこれは何かの前兆なのかなと不思議な事を考えていた、今日はいい夢が見れそうだ。
そんな事を思いながら渡されたプリントをペラっとめくり、目を通した
「何このプリント」
多分来栖が落書きしたであろう「元気になれ〜」と描かれたプリントが挟まれていた。
うそ…
「それな、もっと面白い話ししてよ」
嘘だ、、こんなはずじゃないのに…
頭を悩ませた末出てきた答えが来栖だった
そうだ来栖、来栖に
途端にそう思い俺は来栖の元へ走った、すると来栖はいつもと違って俺を嘲笑うような見下すような顔をして口を開いた。
「だから言っただろ、お前おもんないって、そういう下手な嘘っていつかバレんの?分かる?笑」
どうして皆こんな急に…
言葉が出なかった。悲しみよりも失望よりも何よりも先にやってきたのは絶望だった
自分自身の存在意義が全会一致で掻き消されたような気がした、少数派の意見なんて無いかのように。
「後、仲良くしたいってのも嘘だから、素直に喜んでて良かったよ笑笑じゃーね」
そう手を振り返ってはらっと手を振る来栖。
呼吸が浅くなるのが分かる、上手く吸おうとしても途中でそれを遮ってくるものがある。
助けて…誰か、、、
「、、、っは…!!」
周りを見渡すとベッドの中で布団に包まれていた。これほど最悪な目覚めはあるだろうか
でも心無しか夢で良かったと安心する自分がいた。
時間確認のため時計をバッと見上げるといつもの1時間も早く起きてしまった。
これから寝るのもありだったがまた同じ夢を見てしまうのでは、と心配で寝ることさえも億劫に感じた。
何よりも気が上がらない、俺はその日学校を休むことを決意した。
授業に遅れるがそれどころでは無かった。
ついて行けない云々より怖い、あれが正夢だと思うと怖くて学校への恐怖が募る。分かってる皆そんな事思ってないって自分が一番分かってる、、、、でも…
考えれば考える程皆が敵に見えてくる。終いには来栖が裏で操ってるのではとか…
俺ってやっぱり最低だな…
自分の不甲斐なさに自己嫌悪していると兄の翠がやってきた。
「さっきメールに学校休むって入れてたけど大丈夫?体調悪い?」
「悪夢見ちゃって…気分上がらないなって」
凄く心配している顔だ、俺もこんな表情豊かになれればな…俺はこんなところでも羨ましく思ってしまうらしい。
情けない。
そんな表情を読み取ったのか
「そっかそっか、俺もたまに見ることあるけどすっげぇ気分下がるよね、今日は兄からの大サービスとして好きなもの買ってきてやる!何でも言ってみな!!」
そう言いながらドーンと構える兄がとても偉大に見えた。
今なら甘えても良いかもって思えた。
「プリン、プリン食べたい」
「そんなので良いのか?」
「ステーキとかローストビーフとか言うと思った」と驚きつつもふざけている兄が面白く笑ってしまった。
「あ、やっと笑った!!さっきから顔ズーンって感じで兄ちゃんめちゃくちゃ心配したんだからな!」
怒りながらも優しい愛情が見える。学校を休んだのはいつぶりかなんてわからなかったが休んでよかったと思った一瞬だった。
いつもこんな自然に笑えたらな
✿
笑顔や笑う事について考えないようといつもとは他のことをして時間を潰し、学校の皆が帰る頃ぐらいだろうか
ピンポーン
とインターホンがなった
宅急便かと思った俺は、は~いといつものテンションで出た。
「橘葵くんいますか」
そこには明らか帰宅中ですって感じの来栖がいた、
「宅配便でーす」と来ると期待していた俺は予期せぬ言葉にへ、と言葉を漏らした。
先程の悪夢が頭によぎり良い返事を返すことを憚られた。
「いる、けど…」
俺の顔が見えないおかげか驚いたと受け取ってくれたのかいつもの声色で来栖は返した。
「先生がこの前保健室連れて行ったとかなんとかで配布物持っていってやれって」
「な、なるほど、、」
これは納得の理由だと思いガチャっと扉を開けた。
「先生、体調悪いって言ってたけど大丈夫?」
申し訳ない事に顔を見るとこが出来ず、下を向いて頷くことしか出来なかった
「うん、」
顔を上げない俺を不思議に思ったのか、顔を覗き込んで
「まだ元気ない感じ?」
目の前いっぱいにイケメンが広がる、眩しい過ぎるだろ…
「元気ある、あるから」
来栖の顔を押しのけるようにして言った。これを直視したら流石に消滅していく気が、、
押しのけられて少ししょんぼりとした顔を見せた来栖。
え、すっごい犬…
「全然俺の顔見てくれねーじゃん」
しょぼんとするかと思ったら「見えてるー?」と俺の前で変な動きをする来栖。
めちゃくちゃに笑いそう…やばい、、
「、っ見えてるから」
「笑ったので俺の勝ちWINNER〜てかさ明日学校来る?来てくれたら俺が喜ぶ。」
テンション感むっず。
俺は少し悩んだがこんなにも待ってくれている人がいるなら、と思い
「元気なら行く、、」
そう言った。
「お、まじ?なら待ってる。」
来栖はそんな調子で帰っていった。ほんと嵐みたいなやつだ…
思ってた以上に来栖は優しく悪夢で成形された彼とは全くの別だと本能が訴えてくるのが分かる。
そんな嵐に巻き込まれた俺だが朝見た悪夢も一緒に去っていったような気がした。
良くも悪くもこれは何かの前兆なのかなと不思議な事を考えていた、今日はいい夢が見れそうだ。
そんな事を思いながら渡されたプリントをペラっとめくり、目を通した
「何このプリント」
多分来栖が落書きしたであろう「元気になれ〜」と描かれたプリントが挟まれていた。


