あんなイレギュラーな事があったあの日以来、来栖ともう関わることは無く、来栖の様子もあまり異変も無く、とても安心していたってのに…
「なぁ、違うもっとこう、橘まじで下手すぎ」
「、、っ、分かった、分かったから…」
来栖は俺に被さるような形で俺にかがり縫いを教えている。
しかも顔が真横にあるせいで息がめちゃくちゃに…
「何、?ちゃんと手元見ろって怪我すんぞ」
「違っ、お前の、、、」
「お前の?」
「…い、息が耳にかかんの、、!」
俺は両手で両耳を塞ぎ下を向いた。
「……こっち見んな…」
多分茹でダコレベルで顔が真っ赤だと思う
来栖は俺の言葉を聞いたかと思えばニヤリと良くない笑みを浮かべ俺の手を耳からはがし
「なに…前の一件から気にしてる?」
小声でそう呟いてきた。
先程よりも強く息が耳の中に入ってきた事に驚きびくっと反応してしまいその勢いで椅子から落ちた。
大きな音がなったせいかクラスの皆がこちらを見ている
「葵!?大丈夫?」
どこからか声が飛んできた。
「む、虫がいて…大丈夫だから!」
焦りのあまり変な嘘をついたけど多分誤魔化せたと思う…
「針使ってるし気をつけなよ〜!」
「ありがと!」
そんな事を言っているが内心バックバクだ
「びっくりしちゃった、?」
屈んで助けるのかと思いきやトドメを刺すかのように囁いてきた。しまいにはふー、と息をかけてきた
しね…、絶対許さんからな…
俺は椅子に座り直そうと立とうとしたら足に力が上手く入らず生まれたての子鹿の様にまた地面にふにゃと落ちた
「…待って腰抜けた」
何度も立ち上がろうと試したがあまり意味がなく
そう苦戦していると
何を思ったのか俺を姫抱っこしてきた
「せんせー、足ひねったみたいなので保健室連れていきまーす」
クラスのみんなは目を丸くしていたが来栖は気にする様子もなく、盛大なる嘘をついて被服室を後にした
✿
「俺足ひねって無いんだけど…!!」
「知ってるけど」
「じゃあなんで、、」
「だってお前、前の一件から俺の事めっちゃ避けてるじゃん、それにさっきも顔真っ赤だったからキューアグ不可避で外の空気吸いに来たのと…」
「のと?」
良くない予感がしていたから耳を瞬時に塞いだ
「あ、期待してた?」
ニヤリと笑って言ってきた
「は、!違うに決まってんだろ…!!てか降ろせ!」
こんな綺麗にからかわれる事があってたまるか!と思い来栖の上でジタバタと暴れたが
「はいはい、暴れないよ〜」
来栖は小さい子を宥める様にし、俺は呆気なく鎮められた
俺は恥ずかしさのあまり顔を隠した。
「、、っもうお嫁に行けない…来栖を殺して私も死ぬ…!」
「なにヒスってんだよ」
ぺちっと額をデコピンされた
また始まった尊厳破壊ゲームいや、考えてみてよ、男の尊厳破壊だぞここまで来たら。
「ねぇー、ほんとに誰得?降ろせる?保健室遠くない?お前歩くの遅い?」
半分諦めで半分降ろしてもらう願望である。ちょっとが意味わからないかも…
「ね、保健室遠いよね」
「お前が共感してどーすんだよ、何したら降ろしてくれる?結構降りたい所望ですどうぞ?」
「もっかい耳食べていいなら降ろす。」
「耳は食べ物じゃないですどうぞ?」
「俺が食わせろって言ったら食わせるんだよ!!」
「お前やばい笑笑情緒きも過ぎるって笑笑笑」
「爆笑してる橘珍しすぎない?てか案外ツボ浅いんだね」
「だから!見んなって、!!!」
「良いじゃん最強に可愛いよ?」
「ありがとう、?」
でもあんまそれ男に言わないんだよ来栖…やっぱりこいつのノリは心底意味がわからない。
「でも、俺以外に爆笑とかしないでね?まじ約束。この優越感は俺だけのものなんで」
正当化しようと言っているのだと思うが割と理解し難い…こんな優越感手に入れてどうするんだよお前はよ、、
もう分かろうとするだけ無駄っぽい事に気付き諦めた。
「まあ来栖の好きなようにどうぞ?」
そういうと「よっしゃ!」と良い盛大に喜んだ来栖。
多分そんなに嬉しいものじゃないと思うぞ…知らないけど。
「もう勝手な事しないから俺と話してほしい…橘が安心できるように俺頑張るからさ」
何でこんな意味のわからない事なのに真っ直ぐな眼差しなんだ、と思ったが少し大きく出てみた。
「守れるならいいよ、?」
すると「まじ!?」と大型犬の様に分かりやすく喜ぶ来栖。これはこれで可愛らしいっちゃ可愛らしい…?
のか、?
結構歩いているはずなのにあまりの長さにぼーっとしていたら
「あ、保健室着いた」
この高校ってこんなに遠かったけ…と思ったがまあ着いたことには変わり無いしと思い降ろしてもらおうとしたとき少し悪知恵が働いた。
「来栖、覚悟しろよ」
俺は姫抱っこされたままの体制で来栖の耳朶をかぶっと食べた
柔らか、もう一回って言ってくる理由が分からなくも無いかも…と納得しかけた時
来栖が俺の耳朶をガリっと噛んできた。
「、、っいた…」
「因果応報ってやつ」
ニヤリとしてそう言ってき、ムキになった俺は少しからかってみた。
「はいもう来栖と話さないーー嫌い嫌い大嫌ーい、絶対内出血してる、耳痛い…」
はっと我に返ったのか少し焦って
「ごめん、やり過ぎた…」
そう言うと俺を腕の中から降ろし頭を下げてきた。
明らかにしょんぼりとした来栖を見た俺は笑いを堪えるのがしんどくやってき、ぶはっと吹き出すと
「な、なんで笑ってんのさ…!俺嫌われたかと思ってめっちゃ焦ったのに!!!」
「いや痛いし怒りたい気持も大いにあるけど、俺も耳朶の柔らかさを知った身だからさ」
「だろ?俺も目覚めかけてる」
今思うとお互いに変態じみた事を言ったなと思う、、いやきも過ぎる…
案外変なやつだと思ってたけど俺自身が変なやつだから割と仲良く出来そう、?
来栖といると不思議に笑うことへの執着や気遣いをしなくて良く、心が軽い。
それでも俺は皆に笑ってほしいと思うのは傲慢なのだろうか。
「なぁ、違うもっとこう、橘まじで下手すぎ」
「、、っ、分かった、分かったから…」
来栖は俺に被さるような形で俺にかがり縫いを教えている。
しかも顔が真横にあるせいで息がめちゃくちゃに…
「何、?ちゃんと手元見ろって怪我すんぞ」
「違っ、お前の、、、」
「お前の?」
「…い、息が耳にかかんの、、!」
俺は両手で両耳を塞ぎ下を向いた。
「……こっち見んな…」
多分茹でダコレベルで顔が真っ赤だと思う
来栖は俺の言葉を聞いたかと思えばニヤリと良くない笑みを浮かべ俺の手を耳からはがし
「なに…前の一件から気にしてる?」
小声でそう呟いてきた。
先程よりも強く息が耳の中に入ってきた事に驚きびくっと反応してしまいその勢いで椅子から落ちた。
大きな音がなったせいかクラスの皆がこちらを見ている
「葵!?大丈夫?」
どこからか声が飛んできた。
「む、虫がいて…大丈夫だから!」
焦りのあまり変な嘘をついたけど多分誤魔化せたと思う…
「針使ってるし気をつけなよ〜!」
「ありがと!」
そんな事を言っているが内心バックバクだ
「びっくりしちゃった、?」
屈んで助けるのかと思いきやトドメを刺すかのように囁いてきた。しまいにはふー、と息をかけてきた
しね…、絶対許さんからな…
俺は椅子に座り直そうと立とうとしたら足に力が上手く入らず生まれたての子鹿の様にまた地面にふにゃと落ちた
「…待って腰抜けた」
何度も立ち上がろうと試したがあまり意味がなく
そう苦戦していると
何を思ったのか俺を姫抱っこしてきた
「せんせー、足ひねったみたいなので保健室連れていきまーす」
クラスのみんなは目を丸くしていたが来栖は気にする様子もなく、盛大なる嘘をついて被服室を後にした
✿
「俺足ひねって無いんだけど…!!」
「知ってるけど」
「じゃあなんで、、」
「だってお前、前の一件から俺の事めっちゃ避けてるじゃん、それにさっきも顔真っ赤だったからキューアグ不可避で外の空気吸いに来たのと…」
「のと?」
良くない予感がしていたから耳を瞬時に塞いだ
「あ、期待してた?」
ニヤリと笑って言ってきた
「は、!違うに決まってんだろ…!!てか降ろせ!」
こんな綺麗にからかわれる事があってたまるか!と思い来栖の上でジタバタと暴れたが
「はいはい、暴れないよ〜」
来栖は小さい子を宥める様にし、俺は呆気なく鎮められた
俺は恥ずかしさのあまり顔を隠した。
「、、っもうお嫁に行けない…来栖を殺して私も死ぬ…!」
「なにヒスってんだよ」
ぺちっと額をデコピンされた
また始まった尊厳破壊ゲームいや、考えてみてよ、男の尊厳破壊だぞここまで来たら。
「ねぇー、ほんとに誰得?降ろせる?保健室遠くない?お前歩くの遅い?」
半分諦めで半分降ろしてもらう願望である。ちょっとが意味わからないかも…
「ね、保健室遠いよね」
「お前が共感してどーすんだよ、何したら降ろしてくれる?結構降りたい所望ですどうぞ?」
「もっかい耳食べていいなら降ろす。」
「耳は食べ物じゃないですどうぞ?」
「俺が食わせろって言ったら食わせるんだよ!!」
「お前やばい笑笑情緒きも過ぎるって笑笑笑」
「爆笑してる橘珍しすぎない?てか案外ツボ浅いんだね」
「だから!見んなって、!!!」
「良いじゃん最強に可愛いよ?」
「ありがとう、?」
でもあんまそれ男に言わないんだよ来栖…やっぱりこいつのノリは心底意味がわからない。
「でも、俺以外に爆笑とかしないでね?まじ約束。この優越感は俺だけのものなんで」
正当化しようと言っているのだと思うが割と理解し難い…こんな優越感手に入れてどうするんだよお前はよ、、
もう分かろうとするだけ無駄っぽい事に気付き諦めた。
「まあ来栖の好きなようにどうぞ?」
そういうと「よっしゃ!」と良い盛大に喜んだ来栖。
多分そんなに嬉しいものじゃないと思うぞ…知らないけど。
「もう勝手な事しないから俺と話してほしい…橘が安心できるように俺頑張るからさ」
何でこんな意味のわからない事なのに真っ直ぐな眼差しなんだ、と思ったが少し大きく出てみた。
「守れるならいいよ、?」
すると「まじ!?」と大型犬の様に分かりやすく喜ぶ来栖。これはこれで可愛らしいっちゃ可愛らしい…?
のか、?
結構歩いているはずなのにあまりの長さにぼーっとしていたら
「あ、保健室着いた」
この高校ってこんなに遠かったけ…と思ったがまあ着いたことには変わり無いしと思い降ろしてもらおうとしたとき少し悪知恵が働いた。
「来栖、覚悟しろよ」
俺は姫抱っこされたままの体制で来栖の耳朶をかぶっと食べた
柔らか、もう一回って言ってくる理由が分からなくも無いかも…と納得しかけた時
来栖が俺の耳朶をガリっと噛んできた。
「、、っいた…」
「因果応報ってやつ」
ニヤリとしてそう言ってき、ムキになった俺は少しからかってみた。
「はいもう来栖と話さないーー嫌い嫌い大嫌ーい、絶対内出血してる、耳痛い…」
はっと我に返ったのか少し焦って
「ごめん、やり過ぎた…」
そう言うと俺を腕の中から降ろし頭を下げてきた。
明らかにしょんぼりとした来栖を見た俺は笑いを堪えるのがしんどくやってき、ぶはっと吹き出すと
「な、なんで笑ってんのさ…!俺嫌われたかと思ってめっちゃ焦ったのに!!!」
「いや痛いし怒りたい気持も大いにあるけど、俺も耳朶の柔らかさを知った身だからさ」
「だろ?俺も目覚めかけてる」
今思うとお互いに変態じみた事を言ったなと思う、、いやきも過ぎる…
案外変なやつだと思ってたけど俺自身が変なやつだから割と仲良く出来そう、?
来栖といると不思議に笑うことへの執着や気遣いをしなくて良く、心が軽い。
それでも俺は皆に笑ってほしいと思うのは傲慢なのだろうか。


