閉鎖生態系ver.2.0

『どうして妃奈子を拒むのっっ⁉』

 銀色が鈍く輝いた。

『妃奈子には、もうあなたたちしかいないのにっっ!』

 恐怖で動けなくなった弟の手を取って、私は無我夢中で外へと走った。