日常とは、常にそこに在る物だと考えていた。
だがしかし、今、私の周りに在った筈の日常はそこに無い。
小さな庭で遊んでいただけの少年が、初めて公園にある錆びついた遊具を見たときのような。
山の中で育った少女が、初めて海を見たときのような。
その単語が何の意味を成すか知らない存在が、未知の物に出会ったときのような。
あの喩えようも無い感覚。
これは、感動なのか、失望なのか、虚無なのか。
それとも新境地を開拓したと、歓喜すべきなのか。
だがしかし、今、私の周りに在った筈の日常はそこに無い。
小さな庭で遊んでいただけの少年が、初めて公園にある錆びついた遊具を見たときのような。
山の中で育った少女が、初めて海を見たときのような。
その単語が何の意味を成すか知らない存在が、未知の物に出会ったときのような。
あの喩えようも無い感覚。
これは、感動なのか、失望なのか、虚無なのか。
それとも新境地を開拓したと、歓喜すべきなのか。



