余命一年の彼女に贈る習作

 今でも僕は夢を見る。
 夢の中の僕は若返っていて、隣には元気な緋夏がいる。二人でデートに行って、遊んで、デートの最後にはいつも誕生日プレゼントを渡すのだ。夢はそこで終わる。
 セミの鳴き声のようなアラームが鳴り、僕はベッドを転げ回った後にアラームを消した。午後六時。起きても、外からはセミの鳴き声が聞こえる。
 僕はため息をつき、カーテンを全開にした。日光が僕を包み、今日も一日が始まる。
 洗面台で鏡を見てみると、自分の老け具合に驚かされた。若さから来る表情の明るさや学生時代のような肌の艶がない。頬の脂肪は減り、おでこには若干のシワができている。
 大人っぽくなったと考えることにして、キッチンで一人、朝食の準備を始めた。
 卵が焼ける音だけが空間に響いている。一人暮らしにも慣れたものだ。大学を卒業して、しばらくは父と暮らしていた。祖父母の体調が悪くなってからは父が祖父母と一緒に住むようになり、僕は一人暮らし。同棲している異性もいなければ、犬やペットもいない。そろそろ結婚を考えなければと思いつつ、恋人探しになかなか動けない。別に過去の恋愛を引きずっているわけではない。
 あの時、緋夏の選択は僕の人生にとっての正解だった。結果的に夢を叶えられたわけで、今は不自由なく暮らせている。でも幸せかと聞かれればそうでもない。
「求めすぎても……な」
 ぼーっとしているうちに、焦げた卵がフライパンにくっついていた。慌てて火を止めて、お皿に移した。今度は香ばしいパンの匂いがした。また慌ててトースターから焦げかけたパンを取り出した。
 身支度した後は黒の半袖ポロシャツ、ベージュのチノパンを着て、外に出る。外は夏真っ只中の暑さで、リュックと背中の間がすでに蒸れている感覚がする。
 マンション下の自転車置き場まで行って、自分の自転車にまたがった。水を一口含み、僕はペダルを漕ぎ始めた。
 十五分ほど自転車を進めて、着いたのは勤務先の小学校。築三十年、鉄筋コンクリートでできた普通の小学校である。校門から中に入り、職員室に向かった。
「おはようございます」
 出勤すると、職員室には四、五人の先生しかいなかった。少し早い到着だったのだろうか。僕は自分の席に座る。すると後ろから肩を叩かれる。
「おはようございます、加賀美先生」
 僕に声をかけたのは算数のベテラン先生だった。今年で五十になる。少しお腹が出ていて、生徒からは『ぽっちゃり先生』と人気だ。
 ぽっちゃり先生は片手に持っていたコーヒーを僕の机に置いた。礼を言い、一口。苦味が眠気を吹き飛ばす。
「今日は人が少ないですね」
「明日の運動会の準備をしています。もうすぐ戻ってくると思いますが」
「なるほど。僕は明日は行けないので……放課後、手伝います」
「いいんですよ、気にしないで。だって、先生は明日から個展が始まるんですから」
 ぽっちゃり先生は職員室に響くような声量で豪快に笑う。
「申し訳ない」
「いやいや、おめでとうございます。先生」
「ありがとうございます」
 僕は頬をかきながら礼を述べる。仕事仲間に僕が画家だとバレていると、気恥ずかしくなることが多い。隠すつもりでも、本名で名前が売れてしまっていると知られるのは時間の問題なのだ。
「でも何もしないのも申し訳ないですね」
「そうですか。では、一緒に朝の挨拶に行きましょう」
 職員室から校門付近を見ると、何人かの生徒が登校し始めていた。ぽっちゃり先生と下駄箱まで移動して、登校してくる生徒に挨拶をする。
「おはようございまーす!」
 大体の生徒は元気な声で挨拶してくれる。ここの小学校は活発な人が多い。けれど中にはそうでもない人もいる。
「おはようございます……あれ、どうしたの? もしかして体調悪い?」
 ぽっちゃり先生はベテランというだけあって、生徒によく気を配れる人だ。体調が悪かったり、ストレスを抱えていそうな生徒には積極的に声をかける。
 僕も見習わなければならない。個展が終わったら、画家は引退。図工の先生として生きていくだろうから。
「かがみせんせい、おはようございまーす」
 登校してきた女子生徒が一人、手を振りながら僕に声をかける。小学三年生のみゆちゃんだ。みゆちゃんはお絵描きが好きで、僕がたまに絵を教えている。生徒の中だと一番、仲が良い。
「おはよう。今日は機嫌が良さそうだね」
「だって明日の先生の個展が楽しみだもん。絶対、行くからね」
「みゆさんは運動会があるじゃないか」
「終わってから絶対に行く!」
「そっか。ぜひ来てくれ。先生がいるのは明日だけだからな」
「うん!」
 僕がみゆちゃんと話していると後ろから来た男子生徒が彼女にちょっかいをかけ始めた。横腹を突き、みゆちゃんは高い声を出して飛び上がる。
「きゃっ……ちょっと何するのよ!」
「あはは。きゃっ、だってよ。やーい、みゆのばーか」
「はあ? 何よ、喧嘩する?」
「うわー、みゆが怒った! 逃げろー!」
 二人はバタバタと走り、校舎の中へ入っていった。小学生だなと思いながら、生意気な男児にどこか既視感を覚えた。
 恭平と陽平は、元気にしているのだろうか。今、考えると当時の二人は年齢より大人びていた。
 あれから十年。陽平は十七歳、恭平は十九歳くらいになっているはず。会っても誰かわからなくなっているだろう。緋夏も十代であれだけ魅力的だったのだから、きっと大人っぽくなって、美しさに磨きがかかっている。比べて、僕は老けた。会っても幻滅されそうだ。
「……そもそも会うこともないか」
 僕は生えたヒゲをさすり、続々と来る生徒に挨拶をし続けた。
 その日、僕は定時で上がらせてもらった。
 運動会の準備を手伝う予定だったが、
『加賀美先生は個展の方を頑張って!』
 と、多くの先生に励まされて、帰らざるを得なくなった。実を言うと、個展の準備はほとんど終えている。善意を跳ね返すわけにもいかず、久々の定時の帰宅となった。夜にはメンズの美容院を当日予約し、髪やヒゲを整えてもらった。
 爽やかな気分で美容院を出ると、生ぬるい風が前から吹きかけてきた。僕はゆっくりとした足取りでマンションへ帰る。街はまだ眠っていないようで、会社終わりのサラリーマン、制服を着た学生、飲食店に並ぶ人々など人通りが多い。金曜日ということもあって、国道では小さな渋滞が起こっている。クラクションの音、人々の声で街は騒がしい。
 人が並ぶ飲食店の横では喫茶店が営業をしていた。中を覗いてみると、人は少なく、レトロな雰囲気だ。
 入ろうか迷っていた時だった。若い女性店員が目に入った。ふと、僕は緋夏のことを思い出す。店の扉に伸ばしかけた手を引っ込めて、僕は再び帰路についた。
 やはり僕は緋夏のことが忘れられないのかもしれない。
 留学先で僕は夢を叶えた。海外の仲間とグループを組み、僕たちは幻想的な絵を描くグループだと話題になった。中でも僕が描いた『天国』は世界一幻想的な風景画として高額で取引され、芸術界の新星だと話題になった。しかし僕は日本に戻り、教員免許を取ると、大学卒業後は小学校の教員として働き始めた。
 僕が描く絵は風景画から人物画へと移り、明日、初めて自分の個展を開く。母の見たかった景色を描き、夢を叶えて、お金には困っていない。絵を描く意味は僕にはない。もう引退を考えている。
 あとは恋人探しを頑張って、結婚して、育ててくれた父に恩返しをして、教師として人生を閉じるのだ。
 そんな人生設計を描いて、やはり僕には何かが足りなかった。本名で活動したのも、人物画を描くのも、それで売れてしまっているのも、結局、彼女のことが忘れられないだけなのかもしれない。
「……未練がましいな」
 僕はポケットから財布を取り出す。目に見えた自販機で炭酸を買い、喉に一気に流し込んだ。空きっ腹に炭酸が加わったことで胃が膨らみ、ガスが逆流して濁った音を立てた。
「あの、すみません」
 自販機の前でぼーっとしていると、後ろから肩を叩かれる。振り返ると、黒いキャップを被った女性が立っていた。手には犬のキーホルダーがつけられた鍵を持っている。
「これ、落としましたよ」
 ポケットをあさるも家の鍵がなかった。財布を取り出したついでに落としたのだろう。
「本当だ。すみません、ありがとうございます」
「いえいえ。どうしたしまして」
 つばで顔は見えない。しかし聞き覚えのある声がした。
 僕が鍵をポケットにしまうと、女性はその場から立ち去った。声をかけようとしたがやめておいた。ナンパのように思われても困る。
 僕も女性とは反対方向に歩き出す。
「あのっ……!」
 後ろから女性の声がした。女性は何か言いたげに口を動かしていた。
「……やっぱりなんでもありません」
「そう、ですか。鍵、ありがとうございました」
 僕はお礼を言い、再びマンションに向かって歩き始めた。僕の心の中はなぜか街のように騒がしくなっていた。明日の初個展に緊張してきたのだろうか。次第に何も握っていない手に違和感まで感じ始める。
 何となく、久々のスケッチがしたい気分だった。

 個展は家からそう遠くない美術館で開催されることになっている。観光地としても有名な美術館で、そんな場所で個展を開かせてもらえるのは名誉なことだった。
 清々しい朝だった。僕は九時過ぎに美術館に着いて、先に中へと入れてもらった。この美術館に来るのは視察と作品搬入以来の三度目だ。全面ガラス張りの透明度の高い建築で、入り口付近では動物の形をした犬っぽい何かのモニュメントが飾られている。中に入ると、出迎えてくれるのは水のない白い噴水。縦に広く、ガラスの天井から光が四階に置かれた植物を掻い潜り、一階に差し込む。
 美術館のスタッフと軽い会話を交わし、先に作品を見て回った。作品は季節ごとに展示されていて夏から始まり、春で終わる。一季節に六作品、合計二十四作品。代表作とも言える作品が四つある。
『夏の日の驚き』
 病院のベッドで女性がノートを書いている。長い髪が机に触れ、顔の一部分は隠れているが、描き込まれた横顔には可愛さと美しさが両立している。スッとした鼻筋にシャープな輪郭、長いまつ毛。人物画を描いて、最初に話題を浴びた作品だった。
『秋の目覚め』
 電車で二人、男女が目を瞑っている。女性は男性の肩に頭を預けて、男性も女性の方に体を寄せている。絵の大きさに比べて、二人は小さいが車内に誰もいない分、二人に焦点が当たる。
『冬景色とデート』
 絵の中心には広々とした芝生にシートを敷いて座り、お互いの手を重ね合っている男女がいる。二人は鑑賞者に背中を向けていて、その視線の先には追いかけっこをしている男児が二人。単調で薄い色使いは幻想的な冬景色を演出している。
『春とともに』
 全ての作品には同じ女性が描かれている。二十四枚目、最後を締めるのは女性の幻想的とも言える笑顔だった。
 絵画のほとんどが記憶の中のスケッチを頼りに描いたものだ。人生で一番、幸せだった時期の思い出を追体験するために作られたものと言ってもよかった。
 十時。開館時間になると、僕は出入り口付近の椅子に座った。初日ということもあって開館と同時に多くの人が足を踏み入れてくれた。
「よかったら、名前のご記入をお願いします」
 芳名帳を机の上に広げながら、個展に入場する人々を眺める。目が合うと挨拶をし、名前の記入を促す。会釈して通り過ぎる人もいれば協力してくれる人もいる。
 個展の経験者に習っているが、芳名帳の役割は次の個展への招待が主なものだったりする。引退しようと決めている僕にとっては必要のないものだったのかもしれない。
 客層は意外にも若い世代が多く、カップルや友人同士で来ている人、家族で来ている人がいた。
 一人、サングラスをかけた外国人の客が僕に近づき、無言で芳名帳に記入する。
『オリヴァー』
 拙いカタカナでそう書かれていた。僕は思わず、顔を上げる。外国人はサングラスを取り、ニコッと笑った。
「長い間、会っていなかったね。元気かい?」
 英語で話す外国人に僕は見覚えがあった。オリヴァー。留学時代のルームメイトで同じグループに所属していた。
「……信じられない。来てくれるとは思ってもいなかった。何年ぶりだろう」
「さあ、イギリスで別れたっきりだからな」
「もう英語は忘れたよ」
「たしかに。発音も文法もひどいことになってる」
「仕方ないだろう。ずっと日本にいたんだから」
 旧友との再会に胸が躍る。英語がうまく出てこないので、話したいことが話せないのがもどかしい。
「最近、グループの名前も売れてきたな」
「ああ。俺がリーダーになって、低迷していた時期もあったけど資産家のパトロンもついた。でも、歩夢ならいつでも戻ってきていい」
「もう無理だ。作風が変わった。それに、僕が描いてるのは風景画じゃなくて人物画だ。若い頃とは違う」
 僕は個展に展示された絵を指しながら、笑う。するとオリヴァーは首を横に振った。
「……いいや。何も変わっていないよ。誰かのために絵を描いている点では昔から、天国を描いていたときから変わらない」
 オリヴァーの後ろでは僕を見ながらソワソワとしている女の子がいた。オリヴァーは彼女に気づいたのか、僕から離れる。
「コテン、おめでとうございます」
 オリヴァーは日本語で言い、中へと入っていった。
 落ち着かない様子でいた女の子はオリヴァーが退くとすぐに僕の元へと駆け寄った。
「先生! おめでとう!」
 みゆちゃんだった。
「運動会はもう終わったの?」
「うん! 終わってからすぐに来た!」
 スマホを見れば、もう十二時を過ぎていた。時間の流れが早い。
 僕がみゆちゃんと話している途中で彼女の母親が慌ててやってくる。三人で軽く話をして、二人の客がまた追憶の個展へ吸い込まれていく。
「先生、また絵を教えてねー!」
 帰る時、みゆちゃんは満足した顔をしていた。
 それからもずっと僕は椅子に座って、移り変わる人々を眺めていた。人が入って、人が出ていく。個展の中にいる人々は時間とともに移り変わる。昼飯も食べずに、ただぼーっとしていた。個展の中の人々と同じように記憶を辿ることもあった。
 そうして、僕はただ、たった一人を待ち続けていた。
 もう亡くなっているのかもしれない。
 もう僕のことなど忘れているのかもしれない。
 でも、どこかで彼女が生きていたとして、僕が夢を叶えたことを知らせたくて、思い出してもらいたくて、時間が経つたびにそんな欲が大きくなり、胸が苦しくなる。
「……この個展、モデルの人はいるんですか?」
 作品を見終えた後、そんな質問をしてくる人は少なくない。
「僕が世界一、好きな人が……ううん、愛している人がモデルです」
「今でも……その人のこと、好きなんですか?」
「そうですね。頑張り屋さんで、不器用で、笑顔が可愛らしくて、犬が好きで……今でも、好きです。忘れることなんてできません」
 質問してきた女性は黒いキャップのつばを下げ、僕の言葉にクスッと笑う。
「何だか素敵ですね……これからも活動、頑張ってください。応援してます」
 女性は僕に背を向け、立ち去ろうとした。その背中を見て、僕は椅子から立ち上がる。
 引退は撤回だ。君のためになら、君の笑顔のためになら何枚でも描き続けたいと僕は思うから。習作を贈り続けたいと思うから。
「緋夏」
 僕は世界一、愛する女性の名前を読んだ。緋夏は振り向き、涙を浮かべながらも笑っていた。
「なんで……私だってわかったの?」
「十年経っても、僕が君を見間違えるはずがない」
 緋夏はずっと大人っぽくなっていた。それでも絵のモデルになるほど温かで柔らかで、少しだけ無邪気が混じった笑顔は変わっていなかった。
「話したことはたくさんあるけど……病気、治ったんだな」
「うん。手術が成功して、それでもまだ危なくて……リハビリもあった。でも、頑張れた。歩夢くんのスケッチのおかげ」
 スケッチと言われて僕はすぐに思い出せた。どうやら二人はちゃんと届けてくれたらしい。
「恭平と陽平は?」
「恭平は大学生になって、国立に通ってる。医者になるんだって。陽平は美大を目指して、頑張ってる」
「二人とも元気にやってるんだな」
 十年も経てば容姿や内面に変化はあるだろう。僕のことを覚えてくれているのかも怪しい。感謝を伝えるために二人にも会わなければならない。
 でも今は緋夏と再会できたことを喜びたい。
「ペットシッターにはなれたか?」
「うん、なれたよ。大変だったけど、夢を叶えられた」
「そっか。よかった」
「……歩夢くんは夢を叶えて、すっかり有名人になっちゃったね。おめでとう」
 そして、緋夏はからかうように言った。
「もう、新しい彼女とかできたのかな?」
 緋夏は僕の本心をまだ理解していないらしかった。
「……僕がこの個展を開いた意味、わかるか」
 緋夏は首を横に振る。
「有名になって、緋夏に見つけてもらうためだ。事実、こうして会いに来てくれた」
 本名で活動しているのも、個展で緋夏をモデルにしたのも、全部、緋夏と再会するため。緋夏のおかげで夢を叶えたことを伝えるため。
「十年経っても、ここまでするなんて馬鹿みたいだって思うか?」
「ううん、思わない。私も……まだあなたのことが好きだもん。だから会いに来た」
 緋夏はあの頃と何も変わらない笑顔を浮かべた。
 僕は立ち上がり、緋夏に近づく。緋夏の被っている帽子を取り、抱きしめた。ずっと、ずっとこうしたいと思っていた。会いたかった。会って、話したかった。抱きしめたかった。
 それは緋夏も、同じ気持ちだった。強く抱きしめあって、お互いの体温を確認する。客が見ていようがスタッフが見ていようが、お構いなしだった。
「緋夏」
 もう一度、僕は緋夏の名前を呼ぶ。愛らしいその唇に、僕は口付けをした。顔が離れて、緋夏は僕をまっすぐ見た。
「歩夢くん、何も言わずに離れちゃってごめん。謝りたかった」
「いいよ。今、こうしていられるんだから」
 僕は緋夏をより一層、強く抱きしめる。
「これからはずっと一緒にいよう。もう離したくない」
「私で、いいの?」
「当たり前だ。緋夏のことが世界で一番、好きなんだから。これからも君の一番近くで、僕に君の絵を描かせてくれ」
「……馬鹿」
 彼女は頬を緋色に染める。
 はにかみながらも、緋夏は絵になった笑顔を浮かべて言った。
「私も歩夢くんが世界で一番、好きです」
 お互いの存在を確かめるように、僕たちはもう一度、キスをした。一粒の涙が頬を伝って、真っ白のキャンバスに過去の思い出を落とした。