「うわっ、熱っ」
強烈な熱気が全身にぶつかり、私の口から当たり前の感想が飛び出す。実は私、サウナに入った経験があまりないのだ。温泉は好きだけど、あまりにも熱いのは苦手だし。
時間帯のせいか、誰もいないサウナ室の端っこにサウナマットを敷き、座る。オーソドックスなドライサウナ。ジリジリと熱されてゆく肌に、次から次へと汗の粒が浮かんだ。
真夏の今は、外の暑さでよく汗をかいているけれど……それとも違う、心身の悪いものがデトックスされるような汗だ。
「……」
気付けば、無心になってじっと汗をかいていた。
十分弱ほど、そうしていただろうか。
「……出よ」
サウナ初心者だし、無理は良くないよね。私は暑さでぼんやりとした頭で立ち上がると、サウナ室を出た。
「確か、サウナの後は水風呂に入るんだよね」
聞きかじった知識を元に、シャワーを浴びてから水風呂に足を入れる。冷た……いけど、火照った身体には気持ちいいかも。ゆっくりと全身を冷水に浸した。
水風呂を出た私は、何だか爽快な気分で外に通じるドアを開けた。
屋外には露天風呂の他に、寝転がれる背もたれ付きの椅子もいくつか置いてある。ウッドフェンスで外から目隠しされ、背の低い木々や花の咲く庭が設えられた空間は居心地が良い。ここがビル街のど真ん中なのを忘れてしまうほどだ。
椅子に寝そべると、夏の夕方の風が肌を撫でた。蒸し暑さはあるものの、昼間の熱気は幾分収まり、真上に広がる空も既に暮れている。
「気持ちい〜……」
ぼーっと空を見ていたら、頭の中がクリアになってきた。サウナに入ってからというもの、熱さで何も考えられなくなって、脳内が空っぽになった。それが良かったみたい。
――今の私には、「考えないこと」が必要だったのかもしれないな。
見えない先のことばかり思い悩んでも、前には進めない。サウナ・水風呂・外気浴(って呼ぶんだよね、確か)の流れで、身体だけでなく、頭もクールダウン出来たようだ。
完全な思い付きだったけれど、ここに来て本当に良かった!
強烈な熱気が全身にぶつかり、私の口から当たり前の感想が飛び出す。実は私、サウナに入った経験があまりないのだ。温泉は好きだけど、あまりにも熱いのは苦手だし。
時間帯のせいか、誰もいないサウナ室の端っこにサウナマットを敷き、座る。オーソドックスなドライサウナ。ジリジリと熱されてゆく肌に、次から次へと汗の粒が浮かんだ。
真夏の今は、外の暑さでよく汗をかいているけれど……それとも違う、心身の悪いものがデトックスされるような汗だ。
「……」
気付けば、無心になってじっと汗をかいていた。
十分弱ほど、そうしていただろうか。
「……出よ」
サウナ初心者だし、無理は良くないよね。私は暑さでぼんやりとした頭で立ち上がると、サウナ室を出た。
「確か、サウナの後は水風呂に入るんだよね」
聞きかじった知識を元に、シャワーを浴びてから水風呂に足を入れる。冷た……いけど、火照った身体には気持ちいいかも。ゆっくりと全身を冷水に浸した。
水風呂を出た私は、何だか爽快な気分で外に通じるドアを開けた。
屋外には露天風呂の他に、寝転がれる背もたれ付きの椅子もいくつか置いてある。ウッドフェンスで外から目隠しされ、背の低い木々や花の咲く庭が設えられた空間は居心地が良い。ここがビル街のど真ん中なのを忘れてしまうほどだ。
椅子に寝そべると、夏の夕方の風が肌を撫でた。蒸し暑さはあるものの、昼間の熱気は幾分収まり、真上に広がる空も既に暮れている。
「気持ちい〜……」
ぼーっと空を見ていたら、頭の中がクリアになってきた。サウナに入ってからというもの、熱さで何も考えられなくなって、脳内が空っぽになった。それが良かったみたい。
――今の私には、「考えないこと」が必要だったのかもしれないな。
見えない先のことばかり思い悩んでも、前には進めない。サウナ・水風呂・外気浴(って呼ぶんだよね、確か)の流れで、身体だけでなく、頭もクールダウン出来たようだ。
完全な思い付きだったけれど、ここに来て本当に良かった!



