今日も彼女は顔色がよろしくない。
だけど、私が来たことで一瞬、ほんの一瞬嬉しそうな顔をした。
それを私は見逃さなかった。
「ささ、今日は体調よさそう?」
『そ、そうだね…』
『昨日よりはマシ、程度かな?』
そう言って、はにかむ。
「うん、よかった」
「今日はね、折り紙折ってきたんだ」
「これ、あげるね?」
彼女にそっと手渡したのはピンクの折り紙で追った折り鶴。
本当は「千羽鶴」みたいに何千と鶴を折るのが普通だけれど、私一人で千羽も折ることはできない。
ましてや、折り紙は苦手で、折り鶴だって上手く折れるわけではない。
なんとか「折り鶴の折り方」の図を見ながら丁寧に丁寧に折った。
少しでも彼女を喜ばせたいという気持ちだけで頑張って折った5羽。
それをそっと彼女の手のひらに乗せる。
ピンクの他に水色、緑、赤、黄色の子がいる。
一色だけというのもよかったけれど、やっぱり色とりどりの方が可愛くてにぎやかでいいかな?との思ったのだ。
片手で胸を押さえつつ、もう片方の手に乗せた折り鶴をじーーっと眺めるささかわ。
そんなにじっくり見られるととても下手な折り鶴ということがバレてしまう!
そわそわしながらも、少しだけ嬉しそうな顔を見れたので頑張って折った甲斐があったかな?と思った。
『これ、君が折ったの?』
「うん、そうだよ」
『ふーん…』
『頑張って折ってくれたんだね?』
『ボクのために、ありがとう!大切にする、ね』
そう言って、両手で折り鶴たちを包み込み、胸にあて、目を瞑った。
宝物を大事そうに抱え込むように、しかし、生き物を優しく包み込むかのように、ふわりと手の中に収めた。
彼女は辛そうな顔一つ見せず、笑顔で感謝の気持ちを私にぶつけてきた。
それがとても嬉しく、同時にとても悲しく見えた。
彼女の残された時間はもうあまりないのかも…しれない。
そんな不安に駆られてしまった。
だけど、私が来たことで一瞬、ほんの一瞬嬉しそうな顔をした。
それを私は見逃さなかった。
「ささ、今日は体調よさそう?」
『そ、そうだね…』
『昨日よりはマシ、程度かな?』
そう言って、はにかむ。
「うん、よかった」
「今日はね、折り紙折ってきたんだ」
「これ、あげるね?」
彼女にそっと手渡したのはピンクの折り紙で追った折り鶴。
本当は「千羽鶴」みたいに何千と鶴を折るのが普通だけれど、私一人で千羽も折ることはできない。
ましてや、折り紙は苦手で、折り鶴だって上手く折れるわけではない。
なんとか「折り鶴の折り方」の図を見ながら丁寧に丁寧に折った。
少しでも彼女を喜ばせたいという気持ちだけで頑張って折った5羽。
それをそっと彼女の手のひらに乗せる。
ピンクの他に水色、緑、赤、黄色の子がいる。
一色だけというのもよかったけれど、やっぱり色とりどりの方が可愛くてにぎやかでいいかな?との思ったのだ。
片手で胸を押さえつつ、もう片方の手に乗せた折り鶴をじーーっと眺めるささかわ。
そんなにじっくり見られるととても下手な折り鶴ということがバレてしまう!
そわそわしながらも、少しだけ嬉しそうな顔を見れたので頑張って折った甲斐があったかな?と思った。
『これ、君が折ったの?』
「うん、そうだよ」
『ふーん…』
『頑張って折ってくれたんだね?』
『ボクのために、ありがとう!大切にする、ね』
そう言って、両手で折り鶴たちを包み込み、胸にあて、目を瞑った。
宝物を大事そうに抱え込むように、しかし、生き物を優しく包み込むかのように、ふわりと手の中に収めた。
彼女は辛そうな顔一つ見せず、笑顔で感謝の気持ちを私にぶつけてきた。
それがとても嬉しく、同時にとても悲しく見えた。
彼女の残された時間はもうあまりないのかも…しれない。
そんな不安に駆られてしまった。

