笹と川のせせらぎ

例のあの日から
彼女は頻繁に話しかけてくるようになった。
同じクラスならわかる。
だけど、彼女は別のクラスだ。
授業が終わるたびに私を呼びに来ては何かと話してくる。

最初こそ、困惑したし、人と話すのがあまり得意ではなかったのでどうしたものかと思っていたが、
正直
ホント正直、嬉しかった。
いじめられることで感じた孤独感、そして、無性に欲しくなった友達という存在。
もちろん、友達がいることでいじめられなくなるという保証はないし、
友達がどういうものなのかもイマイチ分からなかった。
が、彼女と毎日、毎授業後に話している内に、

『あぁ、これが友達というものなのかな』

と思うようになった。

友達という存在を気づかせてくれ、それどころか友達にもなってくれたのかなって勝手に思った。
もしかしたら彼女は私を友達とは思ってくれてはいないかもしれないが。。。
とにかく、彼女は足しげく私のクラスに来るようになった。

今思うと、あれは彼女なりの「手助け」だったのかな?とも思う。
頻繁に話しかけることで私が孤立することを避け、いじめられにくくしてくれていたのかも…
なんて思ったりした。
もしかしたら私の壮大な勘違いかもしれない。
そうだとしたらとても恥ずかしい。。。
とにかく!
彼女は飽きもせず、話をしに、毎回私に会いに来てくれた。
その事実だけは変わらないし、変わりようもないのだ。