あの「秘密基地」のスペースを見つけてからというもの、私たちは毎日のように帰るようになった。
もちろん秘密基地を発展させるべく、足しげく例の場所に通うためだ。
段ボールはすぐに手に入った。
よく親が買い物に行くスーパーには「フリー段ボールスペース」なるものがあった。
その名の通り、「こちらに置いてある段ボール、ご自由にお使いください」ということだ。
スーパーで品出しをした後に出る空の段ボールを無償で提供しているのだ。
主には引越する人や買い物した人が荷物を入れて持ち帰りやすいように、との配慮で設置されているのだが、
子供たちの図工の素材として持ち帰ってもいいし、まぁ何かしらで活用してください、ということなのだ。
だから私も少しずつそこからなるべく頑丈で大きな段ボールを持ち帰るようになった。
親からは少し怪しまれたが、
「図工で使うの!」
と言えば、特に追求もない。
小さい頃から絵を描いたり、物を作ったりするのが好きだったし、
親にしてみれば家に持ち帰って肥しにしないのであればそれ以上何も言わないのだ。
手に入れた段ボールは翌日持って行っては例の場所に置いていく、の日々を繰り返し、
一週間後くらいには下地が完成した。
次に雨を凌げる方法を考えた。
『ウチに使わない布いっぱいあるから今度もってくる!』
と、彼女は言った。
布ごときで雨は防げないような気もしたが、まぁないよりはマシだろう。
布は思ったより大きく、長かったので幾重にも折り畳み、端っこに穴を開け、
タコ糸と針金で木々に固定してテント…みたいな形にはできた。
折りたたむことで雨もある程度防げるんじゃないかな?と思った。
子供にとっての秘密基地としてはわりと出来がいいんじゃないか?と自画自賛する。
『やったーー!できたーー』
『ほら!私たちだけの秘密基地!』
『今度からはここを拠点に色々遊べるね!』
彼女は嬉しそうだった。
準備は大変だったけれど、初めての彼女との「共同作業」はとても楽しかった。
もちろん秘密基地を発展させるべく、足しげく例の場所に通うためだ。
段ボールはすぐに手に入った。
よく親が買い物に行くスーパーには「フリー段ボールスペース」なるものがあった。
その名の通り、「こちらに置いてある段ボール、ご自由にお使いください」ということだ。
スーパーで品出しをした後に出る空の段ボールを無償で提供しているのだ。
主には引越する人や買い物した人が荷物を入れて持ち帰りやすいように、との配慮で設置されているのだが、
子供たちの図工の素材として持ち帰ってもいいし、まぁ何かしらで活用してください、ということなのだ。
だから私も少しずつそこからなるべく頑丈で大きな段ボールを持ち帰るようになった。
親からは少し怪しまれたが、
「図工で使うの!」
と言えば、特に追求もない。
小さい頃から絵を描いたり、物を作ったりするのが好きだったし、
親にしてみれば家に持ち帰って肥しにしないのであればそれ以上何も言わないのだ。
手に入れた段ボールは翌日持って行っては例の場所に置いていく、の日々を繰り返し、
一週間後くらいには下地が完成した。
次に雨を凌げる方法を考えた。
『ウチに使わない布いっぱいあるから今度もってくる!』
と、彼女は言った。
布ごときで雨は防げないような気もしたが、まぁないよりはマシだろう。
布は思ったより大きく、長かったので幾重にも折り畳み、端っこに穴を開け、
タコ糸と針金で木々に固定してテント…みたいな形にはできた。
折りたたむことで雨もある程度防げるんじゃないかな?と思った。
子供にとっての秘密基地としてはわりと出来がいいんじゃないか?と自画自賛する。
『やったーー!できたーー』
『ほら!私たちだけの秘密基地!』
『今度からはここを拠点に色々遊べるね!』
彼女は嬉しそうだった。
準備は大変だったけれど、初めての彼女との「共同作業」はとても楽しかった。

