「そう、みんな無事なんやね。私も小里江さんも無事やで、あんき(安心)にして。……わかった」
電話を切って、叡子さんが言う。
「国道の美濃市との境あたりで土砂崩れがあったんやと。人の被害はないみたいやけど、電気がつかへんわ」
私は店の入り口を開けて隣のコンビニを見た。あちらも電気がついていないみたいだ。
「すぐ復旧するといいんですね」
私は高速で帰れるけど、日常の動線である人には大変だろう。
この店はLPガスだから、叡子さんがごはんを作ってくれた。食べていると、希絵ちゃんたち家族がやってくる。
「お母さん、ごはん食べさせて。うちはIHやもんで、使えへん」
「ええよ」
花代子さんと叡子さんが一緒にごはんを作りにいく。
私は眉を寄せた。
「……今日、大変かもよ」
「え?」
希絵ちゃんが首をかしげる。
私は叡子さんに話をしにいき、今後のことを決めた。
雨は止んだものの、空にはどんよりと雲が垂れこめている。
だんなさんが追加の買い出しに行ってくれて、私たちは仕込みを続けた。
にゃん太はのんきに黒電話の横で寝ている。ベッドをそこにおいたら彼女の定位置になったそうだ。
コンビニにお客さんが増え、ドライブイン奥美濃の駐車場に停めて行く人も現れた。それは想定内だ。
次第にドライブイン奥美濃へのお客さんが増え、満席になる。
「すごい、小里江さんの予想通りになった」
希絵ちゃんが言う。
「まだまだお客さん来るよ」
盛況だけど、笑っていられない。
がらっとドアが開いた。
「あの……やってます?」
暗い店内とあふれるお客さんを交互にみながら彼は言う。
電話を切って、叡子さんが言う。
「国道の美濃市との境あたりで土砂崩れがあったんやと。人の被害はないみたいやけど、電気がつかへんわ」
私は店の入り口を開けて隣のコンビニを見た。あちらも電気がついていないみたいだ。
「すぐ復旧するといいんですね」
私は高速で帰れるけど、日常の動線である人には大変だろう。
この店はLPガスだから、叡子さんがごはんを作ってくれた。食べていると、希絵ちゃんたち家族がやってくる。
「お母さん、ごはん食べさせて。うちはIHやもんで、使えへん」
「ええよ」
花代子さんと叡子さんが一緒にごはんを作りにいく。
私は眉を寄せた。
「……今日、大変かもよ」
「え?」
希絵ちゃんが首をかしげる。
私は叡子さんに話をしにいき、今後のことを決めた。
雨は止んだものの、空にはどんよりと雲が垂れこめている。
だんなさんが追加の買い出しに行ってくれて、私たちは仕込みを続けた。
にゃん太はのんきに黒電話の横で寝ている。ベッドをそこにおいたら彼女の定位置になったそうだ。
コンビニにお客さんが増え、ドライブイン奥美濃の駐車場に停めて行く人も現れた。それは想定内だ。
次第にドライブイン奥美濃へのお客さんが増え、満席になる。
「すごい、小里江さんの予想通りになった」
希絵ちゃんが言う。
「まだまだお客さん来るよ」
盛況だけど、笑っていられない。
がらっとドアが開いた。
「あの……やってます?」
暗い店内とあふれるお客さんを交互にみながら彼は言う。



